「国際モダンホスピタルショウ2015」で活躍するサービスロボットたち

2015年7月15日〜17日、東京ビッグサイトにて「国際モダンホスピタルショウ2015」が開催されています。

病院・保健・医療・福祉分野に関する機器・製品・システム・サービスなどの展示会です。こちらにサービスロボットを活用した展示がされているということで、見に行きました。

地域医療連携システムを手がける株式会社ファーストブレスのブースには、NAOによるソリューションが参考展示されていました。

NAOが行うのは「患者受付ソリューション」。

患者さんがNAOにQRコードをかざすと受付をしてくれるというシステムです。その後、システムと連携し、先ほどの受付が順番待ちのリストに追加されるというものです。

主な機能は以下のとおり。
  ・受付方法説明
  ・QRコード読み取り
  ・地域連携システムとの連携
  ・紹介患者受付
  ・報告必要文書自動発生
  ・患者紹介

展示されていたNAOに話しかけると色々と説明してくれたりと、一生懸命お仕事してました。


Pepperを使ったシステムは、株式会社アエルのブースで展示しています。こちらはPepperの胸のタブレットを活用した受付システム。株式会社シャンティと合同会社生活革命が企画・開発した、株式会社アエルの商用向け診療予約受付システムに接続するPepperアプリだそうです。

まず診察券のQRコードをPepperにかざします。するとPepperが受付を行い、QRコードのレシートが出てきます。待ち時間の目安も表示されます。

その後は、QRコードのレシートを見せて、待ち時間や受付を行うことができます。

受付の履歴はパソコンに転送され、順番待ちの一覧に表示されます。

Pepperがおしゃべりを交えながら、身振り手振り案内をしてくれるので気持ちが和らぎます。

今回、医療系の展示会ということで、普段見慣れてるNAOやPepperがきちんとお仕事してる!という印象でした。どちらも見た目が可愛らしいので、病院などにいると、ホッとできる存在になりそうです。

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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