「Pepper 開発体験 ワークショップ #3」を受講してきました

【経験者限定】Pepper 開発体験 ワークショップ(SDK 基本編 #3 -Pepperで高度な会話を-)」を受講してきましたので、レポートを。

Doorkeeper の説明にはこうありました。

Pepper で高度で自由度の高い会話を実現する Dialog (会話)をお伝えします。

Dialog は 曖昧な文章をPepperが理解し、回答することができる機能です。また、会話から次のBOXへと行動をつなげることもできます。

「Pepper 開発体験 ワークショップ(SDK 基本編)」でお伝えした Speech Reco. では実現できなかった高度な会話を学ぶことができる、このワークショップをぜひご体験ください。


会場はアルデバラン・アトリエ秋葉原。一部ではPepperの聖地とも呼ばれています。

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今回は、ワークショップ #2 と続きの時間だったので、#2を受講した後に続けて#3も受けました。

ワークショップ#3では「SDK 基本編」と称し、Pepperで高度な会話をさせる方法を講師の方から直接教えていただけます。

ワークショップの資料(PDF)は、以下のアルデバラン・アトリエ秋葉原公式ブログからダウンロードできます。

http://pepper-atelier-akihabara.jp/archives/439


最初は、トピックファイルの作成からです。

Pepperと会話を行うための台本となるエディタは、ここに記述を行います。

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エディタの準備ができたら、次はスクリプトのルールを説明してもらいます。

まずは、人間から話しかけたことを受けて、Pepperが喋るというもの。一番基本的でシンプルなやりとりです。

ここでの注意は、括弧を半角で入力しているかとスペースが混入していないかの2つです。

これが無事できたら、次からは様々なルールに応じた記述の方法を説明してもらいます。

 ・人間の曖昧な表現に対応する
 ・複数の問いかけに対応する
 ・複数の返答を用意する
 ・類義語をあらかじめ設定する

これらも一つ一つエディタに書いては、Pepperに話しかけて正常に動作するかを確認します。もし、つまづいた時には手を上げて、先生に質問ができます。

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これらがクリアーできたら、今度は会話の流れを作る方法や、Pepperの読み上げの表現力を変更する方法を教えてもらいます。

そして、ここでワークショップ #2 でも教えてもらった、runタグとstartタグの使い分けが出てきます。色々と関連しているんですね。

ここで学んだことを応用していくと、相当色々なことができることがわかりました。


ここまで学んだことのまとめとして、Pepperに話しかけて笑顔を見せると、その笑顔度によってPepperが反応してくれるというアプリをつくってみました。

授業の最初に先生から渡されたUSBメモリからのデータに半完成品が入っているので、その残りを僕たちが自分でつくっていくというものです。

ここまでくると、1つのアプリを完成させた充実感があります。

ということで、ワークショップの #1 から #3 まで受講するとここまでのことができるようになりますよ。


ワークショップはdoorkeeperで随時受け付けています。

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現在受講可能なPepperワークショップは、以下の3つ。

 ・SDK 基本編 #1 -喋る、動かす、会話する-
 ・SDK 基本編 #2 -移動とタブレットの使い方-
 ・SDK 基本編 #3 -Pepperで高度な会話を-

全て無料で受講することができるので、Pepperを触ってみたい人におすすめです。同じ内容のワークショップを定期的に行ってますので、都合の良い日を見つけて応募してみてはいかがでしょうか?

ちなみにすぐに埋まってしまうことが多いので、都合の良い日程が空いていたら即申し込んだ方がいいですよ。

▽申し込みはこちらから
https://pepper.doorkeeper.jp/events

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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