『日経ロボティクス 2015年9月号』を読みました。その2

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今回で第二号目となる『日経ロボティクス 2015年9月号』を読みましたので、個人的に気になった記事をご紹介。

 日経Robotics
 http://techon.nikkeibp.co.jp/ROBO/

(「その1」からの続きです)


前号から続くPepper分解記事では、脚部のパーツについて解説。

 ペッパーがバラバラにされていく様子を動画で撮ってみた

 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150708/426882/

電池やオムニホイールの駆動回路、レーザーセンサーをパーツの型番とともに紹介。どうしてこの箇所にこういうパーツを使っているのかの推測が鋭いです。

記事内では、ソフトバンクロボティクス 事業推進本部 本部長の 吉田健一氏へのインタビューもありました。「量産性はどの程度重視したか」「仏アルデバランロボティクス社は設計を外部サプライヤーに委託したのか」「台湾フォックスコンはいつ頃から関与したのか」などの気になる質問に回答されてます。


今年のDARPA Robotics Challengeの決勝に参戦した日本の2チーム(産業技術総合研究所チーム、東京大学稲葉・岡田研究室チーム)についての紹介記事では、そもそもNEDOがそれぞれのチームに1億円の資金援助を行った背景から紹介。

なぜ10年前以上のHRP-2を使用したのか、大会で転倒した要因、遠隔操作に使用したChoreonoidの紹介などについても。

東大稲葉研(JSK)のロボットであるJAXONは、あのSCHAFTの遺伝子を継承したロボットだったり、高トルクを実現したモータの内部温度推定と液冷の2段構えについても図や写真を交えて紹介しています。


ソフトバンクが25億円投資したFetch社の記事では、配送センター向けロボット「Fetch」と「Freight」の解説と、開発秘話を紹介。

CEOのWise氏は「半構造的な環境こそ、ロボットが求められている次の市場だ」と見ており、工場のような構造的な環境と家庭のような非構造的な環境に位置する中間的な環境に対するロボットであることを語ります。


前号の続きとなる「平将明氏 x 小泉進次郎氏 x 坂村健氏の鼎談」後編では、イノベーションについて、東京と地方について、オリンピックまでには何とかしようという心理などについて語っています。


連載となる”AI最前線”では、少ない教師データで高い精度となる学習の本命「半教師あり学習」の説明。

“ROSとは何か”では、Fetch社のロボットでROSを試す内容について解説しています。”Robotics法律相談室”では、「人や家屋が密集していない地域で、ドローンによる夜間の荷物運送事業は可能か」について、弁護士の林裕美先生が回答しています。


第2号も日経ロボティクスでしか読めない切り口の内容をたくさん読むことができて、勉強になりました。

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 http://techon.nikkeibp.co.jp/ROBO/

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北構 武憲
北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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