MashupAwards主催の「Pepper Ideathon 東京Vol. 02」に行ってきました。 #MA11

10月8日(木)にアトリエ秋葉原で開催された「Pepper Ideathon 東京Vol. 02」に行ってきました。

Mashup Awardsが主催するPepper App Challenge 2015 Winter応募者向けのアイデアソンです。

今回のテーマは「おはようからおやすみまで、とpepper」。未来の家庭生活の中で実際に使われつづける、おはようからおやすみまで、寄り添って活躍するPepperアプリのアイデア目指して頑張りましょう!


会場はおなじみのアルデバラン・アトリエ秋葉原。一部ではPepper開発の聖地と呼ばれています。

進行はMashup Awards事務局の伴野さんです。

今日のハッカソンの目的は、Mashup AwardsやPepperについて、知って、何に使えるか考えてみる。そして、、、今年のMashup Awardsに応募する(かもしれない)アイデアのヒントを見つける!!

Mashup Awardsの説明です。2006年からはじまったリクルートホールディングスが運営する日本最大級の開発コンテスト。いろんなものをMashupしながら、作品を生み出すことを楽しむ、ものづくりの祭典とも言えるイベントです。

最優秀賞は賞金200万円!Pepper App Challenge 2015 Winterは最優秀賞、賞金100万円!なので合計で300万円獲得できるチャンスですよ!

受付締め切りは10月19日(月)。応募のための時間はまだあります。

Mashup Awardsの説明は以上です。

Mashup Awards
http://mashupaward.jp/


続いて、アトリエ秋葉原スタッフのアビダルマ前田さんからPepperについての説明です。Pepperのハードウェアの説明です。Pepperにはいろいろなセンサー類がついてます。

Pepperでできることです。

Pepperでできないこと、してはならないことです。

Pepperが目指しているのは「家庭に溶け込み、生活を豊かにしてくれるロボット」。

Pepper App Challenge 2015 Winterの紹介です。テーマは「pepper一般モデルをご購入したエンドユーザー向けの家庭で使われるアプリ」です。

審査基準です。

部門賞です。

募集要項です。締め切りは10月31日21時、応募方法はYouTubeに動画をアップすればOKです。

今日考えたアイデアを応募しましょう!

「Pepper App Challenge 2015 Winter」&「Pepper Innovation Challenge 2015」
http://www.softbank.jp/robot/special/app-challenge/


アイデアソン、スタートです。

今日のブレストの手順です。紙に間取り図を書いてみます。リアルでも妄想でもOKです。書けたら家族構成も書いてみましょう。

書いた紙は横のメンバーに回して、もらった間取り図の中に、pepperが活躍できそうな場所をポストイットに書いて貼ります。

朝・昼・夜の分、紙を回して最後に戻ってきた自分の紙を見て、どういうアイデアを付け加えられたかを見て、アイデアを膨らまします。

そこからチームで1つのアイデアに決めて、発表用のアイデアとしてブラッシュアップしていきます。

お寿司とビールの差し入れです!もぐもぐ、ごくごくしながらアイデアをまとめていきます。


発表の時間です。

■1チーム目。チーム名「芸達者〜Pepperの国へ」、アプリ名「気分deちゅーぶ」

pepperって物は運べないし、物理的な便利さはなさそうなロボットなので、気持ちやコミュニケーションを大切にしたアイデアを考えてみました。音楽は毎日聞くので、pepperとYoutubeを掛け合わせてみました。

プレゼンは寸劇形式です。

一人暮らしをしている元気な女の子ちゃんが帰宅してくるなり、pepperにこう話しかけます。「今日は会社の◯◯くんとお話できたんだ(ウキウキ)」

このウキウキな感情を認識したpepperは、楽しい音楽をYoutubeから持ってきて胸のタブレットに表示させ、音楽を流しながらpepper自らが楽しく踊り出します。

発表は以上です。

会場からの質問で、女の子ちゃんが悲しい時のPepperはどうなるの?

これに対しては「クラシック系の音楽を流して、控えめの踊りをしながらたまに「大丈夫?」と気遣いの言葉をかけてくれる」と回答。


■2チーム目。チーム名「MSS.com Lave」、アプリ名「そらみろ!ペッパー」

星が好きすぎてたまらないpepperが、夜空の星座を教えてくれるというアイデア。

ブレストで出てきた、バルコニーに行くと星が見えるよね、というところからイメージして、今日のテーマ「おはようからおやすみまで」を「星」につないだ。

朝に「今日の夜は流星群があるよ」というように、今日の夜の星の情報を教えてくれる。

昼には今夜の天気を教えてくれてリマインドしてくれる。

夜になったらpepperがソワソワしてきて、時間になったら「僕をバルコニーに連れてって」と言ってくれる。星の方向を指差しながら、タブレットにはその星の情報を教えてくれる。その際、同じ星を見ている人数(=同じアプリを起動している人数)も教えてくれる。

もし、夜空が曇りでも「僕には見えるけどね」と言って、タブレットに星座の写真を映してくれる。

pepperはたまに星についての嘘情報も言うんで、親はそれを「pepper違うぞ」と言って、親の尊厳を保てるチャンスを与えてくれる。全て本当の情報を言うと、それはそれでpepperに人間らしさがないと思った。

クラウドで情報をアップデートすることで、毎回同じことを言わないような仕組みをつくって、飽きさせないものがつくれそう。

星についてpepperからグイグイきてくれて、押し付けがましいのがスマホとは違う点。例えば「今日は流星群だから、早く帰ってきてよー」と朝から何回も言い続けたり。

ロボットに引っ張られる生活もいいかも。


■3チーム目。チーム名「一匹狼」、アプリ名「トレッパー」

ペットを飼っている家庭向けのアイデア。

ペットを飼っている人は、留守の間にペットのことが気になるので、留守中に以下のようなことをpepperがやってくれる。

 ・餌やり
 ・トイレの世話
 ・変な物を食べたら、飼い主にお知らせしてくれる
 ・健康状態をチェックして、危険だったら飼い主にお知らせしてくれる
 ・芸を教え込む


 
飼い主がするの間にpepperがペットに芸を教える。芸が出来たらタブレットに飼い主の顔と声を出し、褒めることで、家に帰ってきたらペットが勝手に新しい芸を習得している。

芸ができるようになった瞬間も、写真で記録してくれる。

pepperを飼い主と思わないように、タブレットには飼い主の顔と声を出すというアイデアは工夫しました。

発表は以上です。


今回は、みんなで目をつぶり、よかったアプリに手を上げて優秀賞を決めます。

一番票をあつめたのは、2チーム目のチーム名「MSS.com Lave」、アプリ名「そらみろ!ペッパー」です。

賞品はアイデアソンで優勝したチームだけがもらえるという限定Mashup Awards Tシャツです。おめでとうございます!

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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