「LIG Pepper Hackathon」に行ってきました。 #PAC2015w

10月17日(土)、株式会社LIGで開催された「LIG Pepper Hackathon」に行ってきました。

イベントページの説明はこちらです。

http://lig.connpass.com/event/21096/

LIGが面白ハッカソンに引き続き、ハッカソンを実施します!。テーマは “暮らしの中で役立つPepperアプリ” です!

LIGやPepper好きの人集まりましょう!
Pepper App Challenge 2015 winterに挑戦しましょう〜

LIG好きな人やPepper好きな人、IoTに興味のある人”日々の暮らしを変えてみたい”そう思ってる方などは是非ご参加下さい!

今回作成したロボアプリは、是非Pepper App Challenge 2015 winter(以下、PAC2015w)に応募しちゃいましょう!

 「Pepper App Challenge 2015 Winter」&「Pepper Innovation Challenge 2015」
 http://www.softbank.jp/robot/special/app-challenge/

ということで、今日の審査基準は PAC2015w に準じた以下の項目となります。

 ・Pepperらしさ
 ・エンドユーザー満足
 ・継続性
 ・インタラクティブ性


LIGにやってきました。あのLIGですよ!

LIGと言えばステッカーボード。もちろんロボットスタートのステッカーも貼らせていただきました。

LIGの、のびすけさんです。今日のハッカソンの進行役をされています。最近は、DevRelのお仕事をされているそうです。

みなさんもくもくと開発されています。もくもく、もくもく。

開発終了の時間がやってきました!じゃんけんで発表順を決めます。


今日の発表は3チームです。

■1チーム目 Pepperハウスキーパープロジェクト

「忙しいお母さんを、Pepperがサポートします」がテーマのロボアプリです。

お子さんを持つお母さんにとって、朝は戦争です。細かな気配りをしている余裕もありません。そんな忙しいお母さんを、Pepperがサポートします。

デモンストレーションです。

Pepperが今日の天気をしゃべります。こちらはAPIから取得してきた情報です。そして、胸のタブレットには電車遅延情報が掲載されました。

今回披露のデモは以上です。

開発の際にピックアップした、朝の作業項目一覧です。朝の作業ってこんなにたくさんあるんですね。これだけあれば、一部だけでもPepperが代行してくれれば、助かります。

Choregraphe画面です。時間ごとに先ほどの一覧に対応した発話が行われる実装がされています。

現在実装が完了しているものです。

タスク設定方法のブラッシュアップです。

発表は以上です。

今日の技術アシスト、ソフトバンクロボティクス(アルデバラン)の河田さんから「HUEを実装するときはサンプルボックスを持っているので、言ってください」とコメントが。

スマート電球のHUEに対応した、ChoregrapheのBOXがすでにあっただなんて、素敵です。(参考:IoTデバイス満載の最先端スマートハウスショールーム「リノベる。Connectly Lab.」行ってきた!


■2チーム目 Pepperの本当の気持ち〜Party Pepper

スライドでPepperの本当の気持ちが語られます。

たまには弾けたくなっちゃったPepperくんは、なんとParty Pepper!!になったのです。

Pepperに人が近ずくと「アー・ユー・レディ!」と言い出します。

そのときにHey Pepper!!と呼びかけると、「パーティー!ピーポー!」と言いながら音楽を流し、Pepperが踊りだします。もちろんタブレットには音楽にあった映像が流れて、さながらVJです。

コンセプトです。

Pepperの本当の使い方を考えてみました。苦手なことをピックアップして、問題ないシーンを考えたとき、ダンスフロアーで使うPepperとなりました。

人間がやってもおもしろくないけど、ロボットがやったら面白いことを目指して作成しました。

今後の展望です。

Pepperが踊る、文字通りの「ロボットダンス」のモーションをさせたいと考えています。

そして、ダンスバトルのジャッジ機能も検討してます。

2チームに分かれダンスを披露し、どちらcoolかを見てる人が決めるというもの。Pepperが行うのは、ダンス後の拍手音量を計測し、どちらの拍手音量が多かったかをジャッジします。


■3チーム目 受付ペッパーリョージュ

まずは問題定義から。宅配便の再配達問題が社会的損失として深刻な問題とされています。

そこで、Pepperで不在宅配問題を解決できるかに挑戦してみました。宅配便受け取りロボットの開発です。

機能はこちらです。

Pepperが配達員を顔認識して荷物の受け取りを代わりにやってくれます。スマホのテレビ電話で繋いで対応したり、不在の場合は事前の配達員にお知らせしたりも。

そして、雨の日には傘を渡してくれるという機能も。朝の天気予報が雨だったら声かけだけではなく、傘を差し出してくれるのはPepperならではです。

さらには、家に誰がいるのかを教えてくれる機能や鍵を閉めてくれる機能も。

デモです。

Pepperの画面には「宅配」と「天気」のボタンが表示されています。

「宅配」のボタンを押してみます。するとPepperが顔認証を行います。

認証OKの場合、暗証番号を入れる画面になりました。

入力すると、ロックが解除されて宅配便を入れるよう指示されました。このような方法で宅配ボックスに荷物を入れるイメージです。一連の作業が完了した後はPepperから「ありがとう」と声をかけてくれました。

次は、「天気」のボタンを押してみます。

すると画面に天気予報が表示され、雨の場合にPepperが傘を差し出してくれます。

将来的には家族の顔認証をして、家族に応じて持ってくる傘を持ち分けたいそうです。

プレゼンは以上です。

会場からは、傘はどうやってPepperが持ってくるのか?と質問がありました。

これに対しては、いつも収納場所を決めておいて朝の天気予報が雨ならPepperがその場所に傘を取りに行くとのこと。

3チームによる発表は以上です。


のびすけさんからの総評と審査結果の発表です。

今回の優勝は「2チーム目 Pepperの本当の気持ち〜Party Pepper」です。おめでとうございます!審査スタッフの河田さんからプレゼントの進呈です。

河田さんから今日の総評です。

「Party Pepperは今日の審査基準に一番適している内容で、その点で今回一番よかったです。他のロボアプリのアイデアや完成度もよかったので、是非アプリ開発を継続して続けて欲しいです!」

みんなで今日の疲れを癒すためにピザとビールで懇親会です。

みなさま、今日は一日お疲れ様でした!

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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