Pepperアプリを簡単に開発できるM-SOLUTIONS社「Smart at robo for Pepper」を見てきました。

みなさん「Smart at robo for Pepper」をご存知ですか?M-SOLUTIONS(エムソリューションズ)株式会社が開発したPepperアプリを簡単に作ることのできるサービスです。

M-SOLUTIONS – Smart at robo for Pepper
http://smartat.jp/robo/

ということで、東新宿のM-SOLUTIONSに行ってきました。


受付に早速Pepperがいます。帽子をかぶせてもらったり、シールでおめかししてもらえてよかったね。

ソフトバンク・テクノロジー(SBT)グループ総合受付のPepperは、SBTの総務の方が管理しているそうです。

毎朝の電源投入や季節に応じた格好なども総務の方がPepperをデコレーションしているそうです。

タッチパネル式の受付で担当の人を呼び出すとPepperが「いらっしゃいませ!北構様!」と呼んでくれました。ちゃんとお仕事しているね。

iPadと連動した受付アプリをPepperと繋げているそうです。このPepperは受付にいるので無駄な話はせず、12時や15時などの決まった時間に時間にちなんだ言葉をしゃべるそうです。

受付完了時にしゃべる「いらっしゃいませ!北構様!」の台詞も自由に設定が行えるそうですyよ。

早い段階からPepperアプリケーションの開発に取り組んでいるM-SOLUTIONSだけに、Pepper受付アプリの完成度が非常に高いです。


担当の方に、Smart at robo for Pepperのデモを披露していただきます。

ますは、設定した時間・時刻の感覚でPepperが動作を行うというものです。こちらが設定画面です。

「(設定の時間で)毎日繰り返す」と「(設定した時間で)定期的に繰り返す」が行えます。

例えば、日付が決まっているイベントの告知や、16時に行われるタイムセールの告知、10分おきに呼び込みを行うなどの活用が可能です。


Pepperにあるセンサーを触った時に行うアクションの指定が行えます。

Pepperの頭や手にはセンサーが付いています。これらを触られた時に挨拶をするといった設定が行えます。

他にも人が近づいたら、呼び込みや挨拶などのアクションを設定する。ディスプレイをタッチした時に、画面にメッセージを表示させることも可能です。


アンケートやFAQの作成も簡単です。設定時に「二択、四択、六択」などを選び、選択肢項目を入力するだけで、完了です。

集計のアンケートは、ほぼリアルタイムに確認ができ、結果はパソコン・スマートフォンから確認できます。

これらの機能を組み合わせると、Pepperにお客様が近づいてきたら、アンケートのお願いをして、タブレットで選んだもらった答えがすぐにグラフで確認することということが、簡単に実現できます。


今までこのようなロボアプリを作成する時は、開発環境であるChoregrapheで作成する必要があったのですが、Smart at robo for Pepperを使うことで、専門知識のない方でも簡単に色々なロボアプリが作成可能となりました。

こちらは、サイボウズのkintoneと連携しているサービスなので、操作性も快適です。実際に触らせてもらったのですが、普通に使っていて戸惑うところはありませんでした。

利用料金は、月額3.8万円(初期設定費用別)。

もし、さらに自社用にカスタマイズしたロボアプリを作りたいということであれば、
M-SOLUTIONSで作り込みを請け負うことも可能です(別途料金)。

恐らく、実際にChoregrapheを使ってロボアプリを作っている方であれば、毎月3.8万円でこんなに簡単に作れるんだ!とびっくりすると思います。

パソコンにあまり慣れていない方でも、簡単にロボアプリが作れる「Smart at robo for Pepper」、おすすめです。

M-SOLUTIONS – Smart at robo for Pepper
http://smartat.jp/robo/

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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