ミサワホームグループが高齢者向け赤ちゃんロボット 「スマイビS」を販売開始

ミサワホームグループのニュー・ライフ・フロンティアが赤ちゃんロボット「スマイビS」を高齢者や介護事業者向けにて販売開始しました。



どんなロボット?



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このスマイビSは1歳前後の乳児を想定して開発した赤ちゃんロボット。

有料老人ホーム・介護情報館の館長である中村寿美子が監修するなど介護施設に向け、高齢者向けのロボットで、あえて会話機能を持たせていない点を特長としています。会話はしないものの、笑い声、泣き声は実際の赤ちゃんの声を使用し、癒やし効果を狙っているとのこと。また、赤ちゃんに対する対応は、認知症予防にも繋がるとしています。



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ハードウェアとしては、マイク、加速度センサーを内蔵し、稼働部位は首、まぶた、口、LEDは頬や目の下に組み込まれています。これらを組み合わせて、使用者の声や抱き方に応じて動いたり、泣いたりわらったりなどのモーションやLEDを使った感情表現を行うようになっています。



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高齢者の方が赤ちゃんのように抱っこしていますが、実際の乳児に比べるとサイズも小さく、重量も軽いという工夫がなされているそうです。


実際の動きは動画をご覧ください。赤ちゃんのように「お世話をしたくなるロボット」は高齢者市場向けとしてはありですね。

プレスリリース:高齢者向け赤ちゃんロボット「スマイビS」を販売


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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