ユカイ工学、見守りロボット「BOCCO(ボッコ)」のAPIを提供開始!

本日、ユカイ工学が開発者向けに「BOCCO」のAPIを試験的に提供を始めた。API公開の目的はBOCCOユーザの利便性の向上、第三者のBOCCOプラットフォームの活用可能性を模索するとしている。

APIとは、Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインターフェース )の略で、今回BOCCOのAPIを使って、外部のプログラムからBOCCOを制御することが可能になる。機能的にクローズだったBOCCOにおいて、今回のAPI提供は非常に朗報だ。デベロッパーがBOCCOを使って様々な取り組みを行うことが期待される。



bocco api01

Photo: ユカイ工学




提供されるAPIについて

以下プレスリリースより一部抜粋。もともとBOCCOはハードウェアの機能がリッチではないロボットであり、このAPIの提供だけでBOCCOのかなりの部分を制御可能になると考えられる。


BOCCOに好きな情報を喋らせることができます。
インターネットやセンサーに繋がった音声の出力ロボットとして活用できます。

BOCCOが話しかけられた言葉を活用できます。
BOCCOに録音された音声や、それをBOCCOが文字に起こした文章を取得することができます。

BOCCOOを通じてセンサーの情報を活用できます。
付属のドアセンサーや、新しいセンサーを開発しBOCCOと連携させることで、BOCCOをセンサーのハブとして利用することができます。

利用希望の開発者は法人・個人問わず、APIは、BOCCOベータAPI 申し込みサイトから申し込む形となっている。


僕はこう思った:
これは当社にとっても大歓迎!ロボスタでもBOCCOは購入済みなので、いろいろAPIを試してみたいと思います。

見た目も可愛く、価格も29,000円と低価格なことも大きな魅力のBOCCO。これからの展開にも期待しています!



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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