元AIBO開発技術者が手掛けた、動く「初音ミク」ドール登場!

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「初音ミク」ファン待望の、動くロボットが登場した。

ボークススピーシーズによる共同開発によるDollfieハニーの「初音ミク」バージョンだ。

ボークスは模型・玩具商品の企画、製造、小売を手掛けているホビー企業。

一方のスピーシーズはロボット開発企業で、代表の春日知昭氏は元々ソニーのAIBOチームに所属し、2足歩行ロボットなど200台以上のロボットを研究機関を中心に販売したという実績を持つ。

そんな2社のコラボレーションで生まれた初音ミクのロボット。以下詳しく見ていく。



どんなロボット?

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Photo: VOLKS INC.

体高は60cmと見応えのあるサイズで、外見のクオリティは通り非常に高く、表面は柔軟性がある感触の良い皮膚をまとっている。期待を裏切らない初音ミクのドールに仕上がっている。


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Photo: Speecys Corp.

構成としては、ボディ本体と、足元に設置される「からくりユニット」と呼ばれるボックスに分かれている。


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Photo: Speecys Corp.

細身のボディにもかかわらず、自由度28を持つ仕組みで、サーボを内蔵せず、特許取得済みという多関節両引きワイヤー駆動方式を採用している。人間の筋肉のようにワイヤーが引き込まれることで関節を動かす。これにより細い筐体にもかかわらず俊敏な動き、そしてしずかな動きを実現している。

からくりユニットの中には、RaspberryPi3が搭載されており、Linuxが稼働、Wi-Fi、LAN経由でネット接続可能となっている。またこのボックス中に、サーボも内蔵しており、ボディのワイヤーを動かす仕組みだ。

別モデルではあるが、ワイヤー駆動の動き動画で確認することができる。



神機能!MMDと連携可能!

また、特筆すべき特徴として、通称MMDと呼ばれる、3DCGソフト『MikuMikuDance』で作られたモーションデータを作って、この初音ミクを動かすことができる。

これはMMDの作品の一例だが、大量に作られたMMD作品の動きをそのままロボットに適用できるとあれば、初音ミクマニア待望のロボットが降臨したとしか言いようが無い。



マジカルミライで参考展示

なお、まだ市販化が決まっているわけではなく、9/9〜9/11に幕張メッセで開催される「マジカルミライ2016」で参考展示される。

展示場所はボークスブースで、お披露目の日程は以下のとおりだ。

 2016年9月9日(金)13:30 15:30
 2016年9月10日(土)10:30 13:00 15:30
 2016年9月11日(日)10:30 13:00 15:30

ロボスタでは、エンターテインメントロボットの一つの方向性として引き続き注目していきたい。

僕はこう思った:
踊るロボットとして、同じくワイヤー式のiDollねんどろいどミク版あり)、ホログラムのロボット(こちらもミク版あり)、そしてモーター駆動のプリメイドAIなどがあり、どれが最適解なのかは、現時点ではわからない。とりあえず、買ってみないと始まらないかな(^o^)



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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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