オムロンの卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」が 「最初の卓球コーチロボット」としてギネス認定!

FORPHEUS

オムロンが開発した卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」が、「最初の卓球コーチロボット」として、ギネス世界記録に認定された。今回はこの話題のフォルフェウスについて見ていきたい。




フォルフェウスとは?

なぜオムロンが卓球ロボットを作っているのかは最初不思議だったが、元々オムロンは未来技術のコンセプトとして「機械が人の能力を引き出す融和の世界を体現すること」を掲げている。ロボットと人の関係性は代替→協働→融和と進化するとしており、その最終的な「融和」を目指すコンセプトを体現したのが、今回紹介するフォルフェウスだ。



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Photo: OMRON Corporation

フォルフェウスは卓球コーチロボットとして、人間とラリーをしながら、人間を楽しませながらも、人間が上達するようにガイドしていくという。これが、オムロンのいうロボットと人の「融和」を体感するということである。



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Photo: OMRON Corporation

技術的には卓球台の上のセンサーが対戦相手の位置と球の動きを1秒間に80回計測、球の軌道を予測して打ち返すことができる。また卓球台には球の到達点も映し出すことが可能だ。



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Photo: OMRON Corporation

なお、「フォルフェウス(FORPHEUS)」の名前は、「Future Omron Robotics technology for Exploring Possiby of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics」の頭文字で、人間の創造性や可能性を引き出すオムロンの姿勢を表した造語とのこと。




フォルフェウスの動き

オフィシャルで動画が公開されている。ラケットを握る動きは人間とは全く違うアプローチだが、見事に珠をコントロールしていることがわかる。


どんな技術が使われているのか、いったい何が出来るようになったのかを丁寧に解説する動画だ。


こちらの動画はフォルフェウスの開発者が、技術の未来像、フォルフェウス開発時の想いや、やりがいについて語っている。


僕はこう思った:
人とロボットは最終的に、融和=人間の機能を拡張させる、というコンセプトには感心しました。未来のロボットのある暮らしはそうあるべきだよなぁと改めて思います。



About the author / 

中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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