KIROBO MINI、EMIEW3、FORPHEUSなど、最新ロボット・IoTが集結する「CEATEC2016」の見どころ

いよいよ、来週10月4日(火)より、CEATEC2016が開催されます。

今年は、昨年までの家電見本市から一新し、「CPS/IoT Exhibition」ということで、分析結果が現実世界にフィードバックされるサイバーフィジカルシステム(CPS)やモノのインターネット(IoT)の領域に力を入れた展示会となります。

それでは、各社の展示情報も出揃ってきましたので、今年の見どころを少しだけご紹介していきます。


トヨタ自動車「KIROBO mini」


手のひらに収まるサイズ感で、常に人に寄り添い心を動かす存在であるコミュニケーションパートナーKIROBO mini。

KIROBO miniと共にする様々な日常生活シーンを紹介し、話しかけた人の方向に顔を向け、顔や手などを動かしながら雑談のような何気ない会話ができる「WITH KIROBO miniお話体験ブース」が設置されます。

2015年の東京モーターショーでの展示以来久々の出展です。

会話デモを楽しむことができるとのことで、ぜひこの機会に体験してみましょう。


日立「EMIEW3」「Lumada」「ROPITS」

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日立は、CEATECに2012年以来4年ぶりに出展。幅広い事業領域で蓄積してきたオペレーション・テクノロジーとITの融合で、IoT関連ソリューションの開発と容易なカスタマイズを可能とするIoTプラットフォーム「Lumada」を紹介します。

また、接客や案内サービスを行うヒューマノイドロボット「EMIEW3」をはじめ、日立グループのIoT関連の幅広い取り組みやソリューションを紹介。

「快適な移動」ゾーンでは、歩道を自律走行する次世代パーソナルモビリティ「ROPITS」、接客や案内サービスを行うヒューマノイドロボット「EMIEW3」を中心に、数々の技術が紹介されます。


シャープ「ロボホン」「AIoTスマートホーム」

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シャープのブースでは、「シャープのIoTで彩る新しい暮らし」をメインテーマに「AIoTスマートホーム」の展示が行われます。AIoTとは、「AI(人工知能)」と「IoT(モノのインターネット化)」を組み合わせた家電の「AIoT(モノの人工知能化)」のこと。AIが使用者の好みやライフスタイルを学習することで「AIoT家電」は機能の最適化を図るだけでなく、使用シーンに応じて機能やサービスを自発的に提案するようになり、暮らしをより便利で快適にしていきます。この「AIoTスマートホーム」の世界を、プレゼンテーションや体験コーナーを通じて紹介されます。

その他、世界初のモバイル型ロボット電話『ロボホン』の法人向けの新たな取り組みをはじめ、IGZO技術を応用した「FFD(フリーフォームディスプレイ)」や高精細8K映像モニターなど、話題の商品や独自技術が多数展示されます。


ユカイ工学「BOCCO」「鍵センサ」

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ユカイ工学株式会社は、「CEATEC JAPAN2016」への出展に 合わせ、家族間のコミュニケーションをつなぐ見守りロボット「BOCCO」(ボッコ)と連動し、外出 先から鍵の締め忘れが確認できる『鍵センサ』及び、ドアなどの振動を感知する『振動センサ』を2016年10月4日より新発売することを発表しました。

展示会場ではこちらの新しいセンサを体験できます。

また、今回のセンサの発売を記念して、『鍵センサ』プレゼントモニターキャンペーンが実施されるようです。こちらは10月4日から10日間行われるもので、BOCCO所有者の中から抽選で5名に鍵センサがプレゼントされます。応募の詳細は10月4日にユカイ工学のHPをご確認下さい。


オムロン「+Think」「フォルフェウス(FORPHEUS)」

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オムロンブースでは、機械に人の知恵を与えることで、個人や社会、そしてモノづくりの現場に最適なソリューションを提供する「+Think」技術による最新の未来テクノロジーが公開されます。オムロンはこれまで、収集した情報を人にとって価値ある情報に変換し機械を制御する「センシング&コントロール」をコア技術に、様々な社会的課題の解決に取り組んできましたが、現在はここに人の知恵を表す「Think」を加えた「センシング&コントロール+Think」による技術の進化に取り組んでいます。

今回のメインステージでは、最先端のAI技術によって進化した卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」を通じ、オムロンが目指す「+Think」による“人と機械が互いに成長する“未来の姿が紹介されます。各コーナーでも、オムロンが特に注力する「モノづくり」、「ヘルスケア」、「モビリティ」分野において「センシング&コントロール+Think」で解決すべき社会的課題への取り組みを、動作モデルやプレゼンテーションによって紹介されます。


富士通「FINTECHスタンプラリー」

富士通とカレンシーポートは、光を照射した対象物にスマートフォンをかざすことで対象物に紐づく情報を得られる富士通のLED情報伝達技術「FlowSign Light」と、カレンシーポートが開発したブロックチェーン活用プラットフォーム「Deals4」を組み合わせたスタンプラリープラットフォームを活用することで、仮想通貨の疑似的な利用体験が可能であるFINTECHスタンプラリーイベントが実施されます。


NEDO「超スマート社会」

2016年度から新たに「IoT推進部」を設置したNEDOは、「超スマート社会」の実現を後押しすべく、多くのIoT関連研究開発プロジェクトに取り組んでいます。今年のNEDOブースでは、「NEDOの技術で支える未来のIoT社会」をテーマに、「超スマート社会」の基盤となるテーマの中から、「新たなものづくり」「地域包括ケア」「高度道路交通」「おもてなし」の4つにフォーカスし、デバイス技術、ソフトウェア技術、IoTアプリケーション事例など関連プロジェクトの成果の一部を展示します。また、NEDOブースへの来場者に対し、ツアー形式で展示内容を案内する「NEDOブースツアー」も実施されます。


ロボスタでもCEATECの模様をレポートしますので、そちらも楽しみにお待ち下さい!

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ロボスタ編集部

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