「IoT」という言葉は「使われなくなる」と6割が回答、取り組み中は約2割。エスキュービズムがIoTに関する調査結果を公表

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株式会社エスキュービズムは、10月18日に開催した「S-cubism IoT conference」で来場者約680名に対して行った「IoTへの取り組みについて」のアンケート結果を公表した。

アンケート結果によれば、IoTに取り組んでいるのは全体の約21%。全体の約半数の企業が取り組みを検討中もしくは動き出そうとしているという。エスキュービズムはこの結果を「IoTについて興味はあるが実際にはまだ様子見を行っている現状だ」と推測している。

また「2年後にIoTへの取り組みがどうなっているか?」という設問には、8割近い参加者が今後IoTに取り組み、そしてIoTが自社ビジネスを変革するだろうと予測した一方で、約半数の参加者は「2年後にはまだ結果を出すことは難しい」と捉えており、IoTへの期待は高いものの、自社導入にはある程度の壁を感じていると推測されている。

調査ではその他に「IoT」という言葉については、流行語であると捉えている参加者が6割近くいることもわかった。

調査結果の詳細は以下の通り。

調査概要

○ 調査方法:S-cubism IoT conferenceの来場者約680名に無記名アンケート
○ 調査日:2016年10月18日(火)


IoTに取り組みの状況(477名が回答)
sub1
・専門組織もできて、取り組んでいる:20.9%
・専門組織はできたが、取り組めていない:5.4%
・取り組むよう指示が出ているが取り組めていない:11.3%
・取り組みを検討している:33.0%
・今のところ取り組む予定はない:29.0%


2年後にIoTへの取り組みがどうなっているか(467名が回答)
sub2
2年後におけるIoT活用の予想については、下記のような結果となりました。
・IoTは、2年後には自社のビジネスを変革している:30.1%
・2年後は難しいが、いずれ自社のビジネスを変革するだろう:49.0%
・IoTに取り組むが、結局はあまり自社のビジネスを変革しない:12.7%
・IoTは、自社では結局取り組まないと思う:7.2%


IoTという言葉について今後どうなるか(452名が回答)
sub3
「IoT」という言葉が今後どうなっていくかという予想については、下記のような結果となりました。
・一般用語として定着し、今後も使われる:27.8%
・(スマート○○のように)もっと細分化された言葉になり、あまり使われなくなる:37.0%
・流行語なので他の言葉に置き換わり、あまり使われなくなる:22.2%
・一部の分野だけで使われ続ける:11.7%
・その他:0.9%

今回の調査は、IoTに興味がある人に向けたイベントの中で行われているため、全体の平均値とは言えないだろう。しかし、現在IoTに関わる人たちは冷静にビジネスの領域を見極めていることが調査結果からわかる。

IDC Japanによれば、日本国内のIoT市場だけで、9兆3645億円(2014年)にもなり、さらに2019年には16兆4221億円まで拡大するとの見通しがある。「IoT」というワードがなくなる可能性はあるが、その市場は名前を変えても成長を続けていくことだろう。

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ロボスタ編集部
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