接続するだけで既存機器をIoT化する、VPN設定が不要な「IoTコネクター」をバニーホップが発表

株式会社バニーホップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:澤 規仁、以下 バニーホップ)は、接続するだけで機器をIoT製品化するLANコネクター製品「IoTコネクター」の提供を開始した。IoTコネクターを接続した機器は、PCやスマートフォンからインターネット経由での遠隔操作が可能になる。

IoTコネクター自体が、クラウドとの暗号化トンネル通信(TLS)を確立するため、VPNやファイアウォールなどのネットワーク工事は不要。セキュリティを確保した通信の仕組みとなっているうえ、すでに設置済みの機器にも取り付けができる。


また、機器の制御プログラムを、クラウド上に設置することで、PCやスマートフォンからの遠隔操作が可能になる。クラウドはアマゾン・ウェブ・サービス (以下、AWS)IoTプラットフォーム(※)に対応。これにより、様々な業界・分野で簡単に製品のセキュリティを確保した遠隔操作、IoT化が可能になるだろう。

今後、同社は、以下のような制御プログラムのライブラリも提供予定だとのことだ。

【提供予定の制御プログラムライブラリ】
・死活監視 ・動作ログ管理 ・メール、チャット通知 ・グラフ表示 ・データストレージ機能

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構成図

※ Amazon Web Services、アマゾン ウェブ サービス、AWS、Amazon Workspaces、およびAmazon Web Services ロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標。(https://aws.amazon.com/jp/iot/



IoTコネクターで可能な遠隔操作の例

IoTコネクターは、接点(入出力)および、シリアル通信が可能な機器に接続し、遠隔操作が可能。例えば住宅設備関連では、自動ドア、電気錠、警報装置、漏電や水位などの建設設備センサー、電動バルブなどへの接続が可能で、遠隔から以下のような操作ができる。

・カレンダーや時刻設定によるタイマー起動
・一度にたくさんの機器を制御
・動作状況の確認や通知
・スマートフォンからの遠隔操作




【 IoTコネクターの製品仕様 】

インタフェース 接点出力×2、接点入力×2、シリアル通信×2(※シリアル通信はオプション)
電源 5V
動作保証温度 -40℃〜85℃
消費電流 typ 180mA
サイズ 縦77mm、横36mm、高さ28mm

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IoTコネクター製品外観

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IoTコネクター内部基板

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IoTコネクター管理画面


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ロボスタ編集部

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