ソニーがプログラミング学習ロボット「KOOV(クーブ)」を発売、先行展示は2月2日(木)より銀座・名古屋・大阪・福岡で

ソニー・グローバルエデュケーションは、ロボット・プログラミング学習キットKOOV(クーブ)の発売を発表した。

KOOVは新コンセプトに基づく学習キットで、ブロックを組み合わせて遊ぶ中で表現力を高め(Play)、プログラムで動かすことで探求心を培い(Code)、子どもたちの創造力を育成する(Create)など、デジタルを活用したものづくりを遊びながら学ぶことができ、玩具としても教材としても楽しめるものとなっている。ブロックの組み立てやすさや試行錯誤の繰り返しやすさを重視した創造性や課題解決力が身に付く新たな教材として、2016年3月にコンセプト発表していたものが、このたび製品化された。

ブロックと電子パーツの全種類を揃えたアドバンスキットと、ブロックと電子パーツをシンプルな構成にしたスターターキット、後からブロックや電子パーツを追加できる拡張パーツセットの3商品が発売される。


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各キットは、カラフルで表現力豊かなブロックと、本体や駆動系(DCモーター/サーボモーター)・光表現(LED)・音表現(ブザー)・センサー(光/赤外線フォトリフレクタ/加速度/スイッチ)などデザイン性の高い電子パーツに、かたちをつくるのが楽しくなるその他付属パーツで構成されている。

2020年から小学校でプログラミング教育の必修化が検討される環境下で、KOOVによるロボット制作を通じて、いち早くプログラミング教育を体験することができる。ロボットによるプログラミングは、見て、触って、動きを確認できるわかりやすい教材として注目を集めており、KOOVではロボット制作を手段として捉え、ブロックの組み立て易さ、試行錯誤の繰り返し易さを重視し、創造性や課題解決力が身につく新たな教材を目指して開発された。

ソニー・グローバルエデュケーションによれば「子どもたちが自ら手を伸ばして遊び、興味を持ってのめりこみ、探求心をくすぐる製品造りをこころがけた」そうだ。



KOOVの主な特長

KOOVはシンプルなデザインのブロックと、動きや表現のもととなる電子パーツ、Windows、Mac、iPad対応した専用のKOOVアプリで構成されている。ブロックと電子パーツを立体的に組み合わせることで、 多種多様な「ロボット」を作ることが可能だ。


1. ロボットレシピ

KOOVには22作例の「ロボットレシピ」が用意されている。赤外線フォトリフレクタやブザーを使って簡単なメロディーを出すことができる「バイオリン」や「ギター」、DCモーターやホイールを組み合わせ実際に走行させることできる「機関車」や「消防車」、サーボモータとプログラミングにより、動きをコントロールすることができる「カニ」や「ワニ」などユニークなロボットが用意されており、レシピは順次拡張される予定だ。


2. 3D組立ガイド

各レシピにはブロック制作をサポートする「3D組立ガイド」が搭載されており、複雑な作例でもパソコンやタブレット上で完成形の角度を変えたり、拡大・縮小することで構造を理解しながら組み立てを楽しむことができる。


3. ビジュアルプログラミング

専用のKOOVアプリは、子どもたちが直感的に理解できる「ビジュアルプログラミング」を採用している。プログラムをロボットに転送し、反応を見ながら試行錯誤を重ねることで、ロボットに思い通りの動きを与えることができる。


4. 学習コース

家庭でも基礎からプログラミングを学ぶことができるように、「学習コース」が用意されている。

アプリの操作方法と、電子パーツの使い方をステージごとに学びながらロボットプログラミングの方法を学ぶ「はじめてのロボットプログラミング」と、ブロックの種類や組み方・外し方、外れにくくするテクニックを学びながら、楽しい動きをつくるための様々な表現方法を習得することができる「ブロックアーティストになろう」という二つのコースを用意している。与えられたミッションをクリアしていくと、段階的にロボットプログラミングの知識を得られる。


5. 自由制作

ブロックの組み立てと、プログラミングの方法をマスターした後には、「自由制作」でオリジナル作品づくりにも挑戦できる。また、作品をオンライン経由で他のKOOVユーザーと共有、交流することも可能だ。


先行展示も

KOOVの先行展示が2月2日(木)より、ソニーストア銀座、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪、ソニーストア福岡天神にて開催される。詳細は、以下のURLで確認できる。

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ロボスタ編集部

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