IBM Watson連携ソリューションを募集するビジネスオーディション開催「第2回 AI Creation」

「AI Creationでは採用か不採用かに関わらず、自分たちが開発したいサービスの仕様やシステムのプロトタイプについて、製品化する前にこんなにたくさんの率直な意見や要望が営業担当者からもらえたことがとてもよかった。市場のニーズを知る機会になるのでこの意見を開発に活かしたい」
普段、企画や開発に没頭するクリエイターやエンジニアからはこんな言葉が聞こえた。

ソフトバンクが主催している開発者向けイベント「AI Creation」(エーアイクリエーション)はコンテストやハッカソンとは似ているようで大きく異なる。同社はこれを「ビジネスオーディション」と呼ぶ。

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第一回 AI Creation 開催当日の様子

開発者に与えられた応募条件は「IBM Watson日本語版」を使ったアイディアやサービスが基になっていること。
審査するのはソフトバンクの法人営業担当者たち。約300人もの営業担当者が参加し、市場の顧客のニーズを踏まえた選考を行う。
選考を通過した企業は「IBM Watsonエコシステムプログラム」のビジネスパートナーとして認定され、そのソリューションはソフトバンクによる開発・マーケティング・販売面での支援を受けて商用化の道を進めることになる。

第一回が昨年開催され、参加した企業は審査結果とともに営業担当者300名分のコメントが記載された評価シートが提供された。
冒頭の言葉は300名分のコメントに受け取ったときの言葉だ。
一次審査を通過して最終審査に参加した企業数は5社、最終審査を通過した企業数は3社だった。現在、ビジネス化に向けて急ピッチで進行している。

狭き門に感じるが、ソフトバンクの法人部門が持つ数十万社の顧客基盤が共に市場を切り開いてくれることを考えると、ビッグチャンスだと言える。アイディアをぶつけてみるのも面白い。

第2回 AI Creation」は先日、2017年2月1日から募集がはじまった。PepperとIBM Watsonを組み合わせたソリューションを募集する部門も用意されている。詳細は公式ホームページで確認できる。
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募集テーマには業界・業種別のソリューションと、Pepper連携ソリューションがある
関連サイト
AI Creation 公式ページ

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ロボスタ編集部

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