落し物防止IoTデバイス開発のMAMORIO社、BUFFALO擁するメルコホールディングスへ第三者割当増資を実施

MAMORIO株式会社は、株式会社メルコホールディングスを割り当て先とする第三者割当増資を実施することを発表した。金額は非公表。

MAMORIOは、「なくすを、なくす。みんなで、さがす。」をコンセプトとした、世界最小クラスの紛失防止IoTタグ。財布や鍵などの大切なものに、スマホとペアリングした「MAMORIO」をつけておくことで、スマホから離れた際にその通知がスマホへと送られ、なくした場所を地図上で把握することができる。

同製品の特徴は、「みんなで、さがす。クラウドトラッキング機能」をもつこと。これはMAMORIOのアプリを入れているユーザー同士が協力して落し物を探す機能で、オンにすると、他のユーザーが紛失したMAMORIOとすれ違ったときにその場所が、ものを紛失したユーザーのスマホに通知される仕組みになっている。

同製品開発のMAMORIO株式会社は、もともと落し物情報の総合ポータルサイト「落し物ドットコム」を運営する会社だった。同社は、「なくすを、なくす。」をビジョンとして掲げており、その過程で「MAMORIO」を開発。2014年に実施したクラウドファンディングで、目標額となる150万円を4日間で調達し、最終的には303万円を調達した。その後2015年11月から出荷開始し、現在までに同製品の利用ユーザーがカバーした累計カバー面積は250万平方kmを超えているそうだ。

出資を行なったメルコホールディングスは、無線LANルーターやHDDなどを販売する株式会社バッファローを中核企業とした純粋持株会社だ。MAMORIO社は、「IoT市場が今後拡大していく中で、メルコホールディングス社から出資を受けることで、製品のさらなる付加価値の向上を行い、新製品や新サービスの開発など新しい活用領域への拡大を行っていく予定です」と今回メルコホールディングスから出資を受けた背景を語っている。

メルコホールディングスの発表によれば、今回の第三者割当増資による出資比率は23.2%だという。

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ロボスタ編集部

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