ロボット「Relay」がオフィスまでコーヒーを届ける 省人カフェの実証実験が19年1月から

株式会社Showcase Gigは、森トラストと連携し、オフィスビル内でのロボットによるデリバリー実証実験を開始する。

これは、デリバリーロボット「Relay」とモバイルオーダーサービス「O:der」を活用して、城山トラストタワー1階のカフェ「Café Deli GGCo.」で行なわれるもの。

入店後もしくはビル内の登録オフィスから、モバイルオーダーサービス「O:der」経由で注文をすると、オフィスやカフェのテーブル席まで、デリバリーロボット「Relay」が商品を届けてくれるという。「Relay」の画面にパスワードを入力することで商品を受け取ることができ、店舗の省人化による業務効率化と新たな消費体験の提供を目指す。



「Relay」は、米国の企業Savioke Inc.が開発した自律走行型搬送ロボット。センサーマッピングによる自律走行ができる他、エレベーターを使用して階をまたいだ移動もできる。


[Café & Deli GGCo.]Relayデザイン

「O:der」は、Showcase Gig社が開発したモバイルオーダーサービスで、スマートフォンアプリから来店前の事前注文と事前決済が可能。

この「O:der」とデリバリーロボット「Relay」を組み合わせることにより、店員の注文業務と商品提供業務を削減し、それによるオフィスビル利用者の利便性や高層ビルにおけるデリバリーサービスのニーズ、店舗の運営効率や事業性などを検証する。

実証実験は2019年1月7日から2019年6月末までの期間が予定されているが、2018年12月13日〜15日に開催される「TOKYO God Valley WEEK – Kamiyacho 2018 Winter -」にて先行でデモを体験することができる。

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郭 心宇

中国出身、1993年生まれの25歳。2018年東京大学プロトタイピング・デザイン研究室から修士課程を終了した。中国・日本のロボットを調査しながら、知識と経験を積むことを目的として、ロボスタでアルバイト中。ロボット以外では、スポーツと旅行も好き。日本全国を回ることが三年以内の目標です。

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