会社名がわかれば総務省で確認できるはず!
再び総務省の技適検索サービスを使って、FCC ID検索で取得できた会社名「Igluu LLC」、「Altocumulous LLC」、「Moon Winker L.L.C.」で検索してみたところ、仮説通りにヒットした。
氏名又は名称:Igluu LLC
技術適合番号:201-163266
型式又は名称:SK705DI
年月日:平成28年11月18日
■Amazon Echo Dot
氏名又は名称:Altocumulous LLC
技術適合番号:201-163521
型式又は名称:RS03QR
年月日:平成28年11月21日
■Amazon Tap
氏名又は名称:Moon Winker L.L.C.
技術適合:なし
結論、Amazon Echoの技術基準適合証明済み
長々と書いてきたが、結論は以下の通りだ。
・Amazon EchoおよびAmazon Echo Dotについては、総務省の技適ページでは適合が確認できる。つまり技適面では、日本語版のEchoの裏にこの技適マークと番号を表示すればいいだけという状態にある。
・Amazon Tapは現時点では総務省の技適ページでは確認できない。
・Amazon Echo Look、Amazon Echo Showについては現時点ではFCC IDも確認できないため不明。FCC IDがわかれば、日本での技適審査状況はわかるはず。
・ただし、技術基準適合証明済みであることと、日本で海外の製品を使っていいことはイコールではない。きちんと日本向けに技適マークが入ったAmazon Echo、Amazon Echo Dotを入手して初めて国内で合法的に使えるようになる。この点、誤解のないようお願いしたい。
僕はこう思った:
ロボスタが「Amazon Echo日本語版」がもうすぐ登場すると予想する5つの理由に追加して、いつ出てもおかしくない理由がまた一つ増えたなと思います。
なお蛇足ながらGoogle HomeのFCC IDはA4RH0MEで、Google Incが申請しています。総務省においてもGoogle名義で出すと思うので、承認されればわかると予想します。
念のため、ロボットスタートでは、技適をクリアした自作のAlexaデバイスでスキルの開発や調査を行っています。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。