Amazon公式のAlexaスキルアワードハッカソン東京が開催!注目&受賞スキルは・・ - (page 2)





プレゼンタイム

まずは各チーム5分で発表を行います。その後、各チームの作品を実際に体験できるタッチアンドトライを行ってからハッカソン参加者による投票を行います。

今回のハッカソンは審査員は無くサポート企業の各賞と、参加者による1人1票の投票で決まる賞品のない(ただし、一番の名誉である)オーディエンス賞となります。


ストーリーメーカー for KIDS/チーム20’s





もしも自分が物語の主人公になれたら、好きなキャラの物語が作れたら、というところから生まれたのが「ストーリーメーカー for KIDS」です。

ポイントは、子どもたちのリクエストで起承転結が変化する点と、子どもたちの応援によってストーリーが進行する点です。





Alexaで家族日記作成



日記には多くのメリットがあるが、なかなか継続しないという難点がある。継続させるためには手軽さとインセンティブが必要であると考え、Alexaを使って日記をつけられるスキルにトライしました。


手軽に日記をつけるためにAlexaからの質問に答えると日記が完成するなどの工夫がされています。




現状では、Alexa実機だと反応が遅いなどいくつかの課題が存在することも判明しました。


お経を読むという本編とは関係のない隠しコマンドもあります。





おねえさんとおえかき/チームおねえさんと仲間たち



Alexaに話しかけると歌のお姉さんが登場します。お姉さんが絵描き歌を歌うので、歌を聞きながら絵を描いて正解かを競い合うというスキルです。正解はスマホのAlexaアプリから確認が出来ます。


正解するとうれしいですが、もし間違えた絵を描いてもそこからコミュニケーションが広がるので、誰でも楽しめるスキルだったりします。


このチームはSSMLを頑張ったり、話しかける時間帯によって会話内容が変化するという工夫も盛り込みました。





緊急事態!助けて/チーム★歌舞伎揚げ



緊急事態が起こった時に、登録している家族や友人にSNS・LINEメッセージ・電話で助けを求めることが出来るスキル。


Alexaに連絡先の登録等を行い、「アレクサ、助けてアプリを開いて」と呼びかけるとSMS、LINEメッセージを登録先に一斉送信し、電話を登録先の上位からかけていきます。電話は繋がるまでかけ続けます。



ポイントは登録者に複数の連絡手段で連絡が行く点、電話は誰かが出るまで架電し続ける点です。老人向けを対象にしたものですが、若くても持病を持つ一人暮らしの方にもオススメです。


このチームはスキルアイコンもこのために作り込み、アイコンの中にAmazon Echo Dotがあるという芸の細かさをみせました。


ここです!ここ!




1部屋にアレクサ複数台設置が常識に!?8台のエコーに、輪唱させてみた!/echo大人買いチーム


今回のハッカソンでの一番の話題作がこちら。


統一の環境で8台のEchoを使ってカエルの歌を輪唱させるというシンプルなコンセプトながら、ただならぬ何かをビンビンに感じる作品です。


半額セールの際に購入した10台のEcho Dotを持ち込んでの参戦です。



この説明だとネタと思われそうですが、発表では複数台運用を実際にしてみた際の多くの知見が披露され、皆で聞き入りました。





ネット番組 音だけストリーム(仮)/satoshi0212



今回唯一のボッチソンのこちらは、ネット番組の音声のみを再生するスキルにチャレンジしました。


朝、ベッドに寝ながらニュースを聞いたり、夜の帰宅後にソファでスマートフォンを見ながらスピーカーからスポーツ番組を聞いたりなどが行えるというもの。


Youtube, AbemaTV, AmazonPrimeの放送・動画に対応予定で、再生中に「Alexa キャプチャ」と言うとSlackに放送画面のキャプチャ画像を送信できる機能を開発中です。


今回、Alexaスキル開発が初めてだったということで、2日間のハッカソンで感じたことも共有してプレゼンをいただきました。





読書感想文侍/チーム子どもの味方



アイデアタイムでは好評のアイデアだったこちらは、Alexaからの質問に答えていくだけで読書感想文の骨組みが完成するというもの。読書感想文を書くのが苦手な子供向けのスキルです。


完成した読書感想文の骨組みは、Twilioを使いFaxで送られてくるという仕組みに会場一同グッときました。





Study or die/Alexa学習チーム



Alexaを使って学習を行うスキルです。


Alexaから一問一答形式の質問をされ、それに答えていくというものです。間違うと連続正解数をお知らせすると共にAlexaが爆発します(実際は爆発音が鳴るというものです)。


英語の発音の違いも認識するという工夫を行いました。



関連サイト
Study or die | ProtoPedia


発表は以上です。


続いて全参加者によるタッチアンドトライを30分行いました。実際に作品のAlexaスキルを体験する時間です。




すごく人がたくさんいると思ったら


みんなで8台のエコーが輪唱しているデモを見ているのでした

ABOUT THE AUTHOR / 

北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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