ヴイストン、着ぐるみを着せ替えられる卓上サイズのコミュニケーションロボット「くるみちゃん」発売

着ぐるみロボット「くるみちゃん」について

着ぐるみロボット くるみちゃんは、外装素材に着ぐるみ素材を採用した卓上サイズのコミュニケーションロボットだ。従来の一般的なコミュニケーションロボットでは、用途に合わせた外観の大幅なカスタマイズが困難だった。しかし、同製品においては着ぐるみを「着せ替える」ことで外観を変更させることができるため、運用するシーンや目的に合わせた効果的な活用をリーズナブルに実現することができる。内蔵するロボットの動作プログラムは、総合開発環境「Vstone Magic」で作成可能。既存のコミュニケーションロボットである「CommU(コミュー)」や「Sota(ソータ)」などと同様な、柔軟な開発・実装を実現する。なお、同製品は研究・開発用に製造されており、ヒューマンインタラクションに関する研究や実証実験機体としての使用を想定している。他にも、コミュニケーションロボットを活用した受付や案内、商品紹介などを開発する目的、あるいは、見守りや介護福祉、レクリエーションなどの研究開発にも好適だ。


■【動画】【製品紹介】くるみちゃん：着ぐるみで見た目をカスタムできるコミュニケーションロボット

コミュニケーションロボットの外装に「着ぐるみ」を採用

従来のコミュニケーションロボットは、樹脂や金属などで形成された外装を持つことが一般的で、彩色や衣服などで演出はできるものの、外観そのものを大きく変更することには適していなかったが、今回発売する「着ぐるみロボット くるみちゃん」においては、外装そのものを着ぐるみ素材とすることで、目的やロボットの役割に応じ、大幅な外観の変更を容易に行うことが可能になった。
※着ぐるみの製作においては、ロボットの可動範囲を阻害しないように十分な配慮が必要なほか、着ぐるみ全体の重量が重くなりすぎないような設計が必要だ。

GUIベースの総合開発環境が付属

同製品には、コミュニケーションロボット用としても実績が豊富な総合開発環境「Vstone Magic」が付属する。ロボットのモーション作成や基本的なプログラム作成をフローチャートをベースとしたGUI画面で行うことができ、高度なプログラム実装も容易に行うことができる。また、Java の統合開発環境「Eclipse」でのプログラム作成にも対応可能。より高度な開発プロジェクトにも利用できる。なお、同製品は、動作させるためにプログラムの開発・実装が必要なデベロッパー向けモデルのため、基本的なものも含めたあらゆる動作について、ユーザー側でのプログラム作成と実装が必要。運用に際しては、コミュニケーションロボットのプログラム作成や実装について専門的な知識を有している人を想定している。

着ぐるみロボット くるみちゃん(動作例)