「新日本企業成長サミット2015」参加レポート

本日開催された、新日本有限責任監査法人とEY新日本クリエーション株式会社主催の「新日本企業成長サミット2015〜イノベーションプラットフォームの構築に向けて」が開催されました。

このサミットは、現在日本の成長戦略が盛り上がっていく中でベンチャー企業と大企業の連携、「イノベーションプラットフォーム」の構築にフォーカスしているものでコンセプトとして非常に賛同できるものです。

そして今回のサミットのテーマとして「ロボット」、「IoT」、「ビッグデータ(人工知能)」などが取り上げられており、ロボットスタートにとっても興味深い内容だなと考え参加することにしました。

以下現場から簡単にレポートします。

虎ノ門ヒルズに到着。

会場は立派な雰囲気。VCや大手代理店の知り合いがちらほら。

会場は2つに分かれており、同時に2つのセッションが動きます。出るの迷っちゃうんですが、まずはIoT。聞いてて一番印象に残ったのは、IoTで何ができるか、というよりも、世の中を便利にするためのアプローチとしてIoTがあるということ。いろいろ考えていこうと思います。

続いてロボットをテーマにしたセッション。

まず基調講演として大和ハウス工業 理事、ヒューマン・ケア事業推進部長の田中一正氏による「大和ハウス工業のロボットを中心としたオープンイノベーションの取り組みについて」の説明から。

ご存知サイバーダインのHAL、大和ハウスが正規代理店だったんですね。

またメンタルの介護をサポートするあざらし型のロボットのパロ。

人型ではありませんが、介護支援ロボットとして排泄を処理してくれるロボット。将来、老人介護はこれが当たり前になるかもしれませんね。

続いて「ロボット分野における大企業とベンチャー企業との協働のカギを探る」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。

まずBeyond Next Venturesの伊藤代表。もともとJafcoのベンチャーキャピタリストとして活躍した実績をもって、今回新たに独立したベンチャーキャピタルです。

サイバーダイン社にも最初のVCとして投資しており、素晴らしいですね。今後ロボット業界への投資を期待したいところです。

続いてRapyuta Roboticsの代表取締役COO、Arudchelvan Krishnamoorthy氏。クラウドロボティクスの技術をもつロボティクスベンチャーで、すさまじい技術力を感じました。

この倒れないように制御されたオブジェの動画は一時期話題になったので知ってる方も多いかもしれませんね。

続いて、リバーフィールドの原口代表。東工大からの起業で、独自の技術をもった手術ロボットを作っています。

内視鏡システムを制御するシステムも製品化しているそうです。こういうロボット技術も大事ですねぇ。

最後にオリィ研究所の吉藤健太朗さん。服装がトレードマークになってるんですね

いろいろなものづくりを通した問題解決をしていく中で孤独を解決する方法としてロボットを選択。人工知能ではなく人間が動かしていおるのがミソです。

例えば病室から出られない人がこのロボットを動かすことを通じて社会と節点が持てるようになるという使い方が想定sれています。社会的にとても意義があるプロダクトだと思いました。手の動きもとてもかわいかったです。


以上、ロボットの他社様の取り組み、大手企業とベンチャー企業のコラボレーションによるオープンなイノベーションの事例を見聞できて大変有意義なサミットでした。また次回あるなら行きたいですっ。

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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