お酒の席で活躍 「沈黙を検知するAI」搭載のカールスロイドは2016年末にお披露目

独自開発の人工知能ソリューション「AMY」(エイミー)を提供するAutomagi株式会社と、株式会社読売広告社は、Automagiの「AMY」を活用し、酒場での会話を盛り上げるための人工知能を開発するプロジェクトを2016年1月に合意し、酒場で膨大な会話を学習し育てた人工知能「カールスロイド」の開発を開始していることを発表した。今回のプロジェクトは、ビールブランド「カールスバーグ」のプロモーションとしてスタートしており、応募者限定でのイベントを6月に開催、より完成度を上げた状態での一般へのお披露目は2016年末を予定している。


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画像出典:Carlsroid特設ページ内の動画

「カールスロイド」とは、人と人の会話の途中に起こる沈黙を感知し、その沈黙に合わせて気の利いた言葉を発言する人工知能。直前の会話の内容をネットワーク上の知識データベースで分析し、どの話題について話しているかを理解し、そこから絶妙に話をズラして発言するなど、会話の流れを理解して発言することができるようだ。


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開発にあたり、20代~30代の方々に「お酒の席での沈黙」や「会話」について調査をした結果、「お酒を飲んでいて沈黙を気にする」が60.1%で、その時、「焦ってしまう」「自分が悪いような気持ちになる」さらには「飲みに来たことを後悔する」とまで思ってしまうことが明らかになったという。

両社は、その気まずい沈黙を打ち破ることで、バルやバーなどの酒場でのコミュニケーションをもっと楽しんでもらうためのチャレンジとして、今回「カールスロイド」の開発をスタートした。

カールスロイドの特設ページでは、調査結果やコンセプトムービーが公開されているほか、開発者インタビューも見ることができる。

両社は、今後もバルやバーなどの酒場での会話をリスニング・学習し、「カールスロイド」の完成度を高めていきたいとしている。

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ロボスタ編集部

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