中国向けPepper、OSはアリババが作った「YunOS」を搭載へ

ソフトバンクロボティクスホールディングスのプレスリリースにて、Pepperを中国で販売していくことが明らかにされた。

ソフトバンクグループとアリババグループが合弁で「アリババロボット社」(Alibaba Robot Corporation)を設立。この新会社を中心にして、まずは中国のデベロッパーに向けて展開していくという。

pepper yunos2

(画面はイメージ)

ここで注目なのは、中国版Pepperは、アリババが開発したオペレーティングシステム「YunOS」が採用されるということだ。(既存のPepperのOSはNAOqi OSが採用されていた。)

この新しいYunOS版Pepperのプロトタイプは、10/13〜10/16、杭州で開催される「アリババクラウド2016コンピューティングカンファレンス」でお披露目されたという。


僕はこう思った:
OSが変わればSDKも変わる。今まで親しまれていたChoregrapheではなく、YunOSのSDKがどのようなものになるのか気になるところだ。さらに国内においてもAndroid版Pepeprの先行きも目が離せない状態にあり、Pepperの今後の展開は引き続きウオッチしていきたい。



ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム