期待の家庭用ロボット「Kuri」が製造中止に 購入者には返金措置
2018年7月25日
By ロボスタ編集部
Boschから生まれた家庭用ロボットのスタートアップ「Mayfield Robotics」は、同社が開発するロボット「Kuri」の製造中止および発送の中止、返金措置などを発表した。
Kuriは、底面にタイヤを搭載した移動性能を備えたロボットで、「R2-D2」のように音や動きなどでコミュニケーションをとるノンバーバルコミュニケーションロボット。2017年から米国内で予約が開始され、昨年12月には第一弾の先行購入者に向けて発送も行なわれていた。699ドルという価格とその愛らしさも相まって、海外の反応を見ても人気の高いロボットだった。
その後もKuriはブログを通じてその活躍が報告されており、Kuriを購入済みのロボスタ編集部も常々その動向を見守ってきた。つい1週間前にもハードウェアの解説動画が発表されたばかりだった。しかしそんな中、突如、製造中止と発送中止が発表されたのだった。
6月頭には落下テストの様子も動画で公開していた
発表された製造中止の理由は漠然としたものではあるが、親会社となるBoschが同社のビジネスを統合しない、製造のサポートをしないということを決めたのだという。
Kuriを楽しみにしていたユーザーにとっては非常に残念なニュースだ。購入済みのユーザーには返金措置が取られるという。
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