案内画面を見てくれている人の性別や年齢を分析するのに、もうクラウドはいらない、端末だけで処理できる時代になったのかもしれない。
株式会社フューチャースタンダードは、顔認識技術を活用したサイネージの視聴効果計測サービス「SCORER for Signage」を正式にリリースし、販売を開始することを発表した。
SCORERは、カメラや映像に関する最新技術をブロックのように組み合わせ「安く・早く・簡単」に映像解析システムを開発できるプラットフォーム。同プラットホームの特徴は、大手システム開発企業やAIベンチャーなどが保有している、高性能・高機能な映像解析技術、ネットワーク技術、クラウド技術、組込み技術の提供を受けることで、これらを一元的に管理利用することができる。
SCORER for Signageは、提供されるUSBカメラと小型の専用端末をサイネージに設置するだけで、閲覧した人の性別・年齢別の視聴数を計測し、ダッシュボードで確認できるサービス。同サービスの特徴は、解析処理を小型の専用端末のメモリー内で行なっている為、クラウド上のサーバーへのアップロードが必要なく、映像データが残らないという点だ。
同サービスにはRaspberry Piが利用されており、費用対効果に見合ったランニングコストで実装することができる。さらに、セットトップボックスと連携させることで、性別・年齢別のターゲティング広告も可能となる。
リリースに先立ち、導入第一弾として、シスコシステムズ合同会社が開発する、観光向け多機能サイネージ「シスコ スマート サイネージ」への採用が決定している。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。