イギリスのスタートアップ企業Humanoid(SKL Robotics Ltd.)は、7ヶ月でヒューマノイドロボットを構築し、次作をわずか5ヶ月で完成させる取り組みについて説明する動画を、2026年2月14日(土)に公開した。
同社は、危険で単調な反復作業から人々を解放するため、最も信頼性が高く安全で役立つヒューマノイドロボットの構築を目指している。
急速な開発スピードと市場投入戦略
Humanoid社の特徴は、ショーのためではなく実際の製品を作り、できるだけ早く市場に出て顧客に最大の価値を提供することにある。
現在ホイールベースシステムとバイペッド(二足歩行型)の両方を展開している、数少ない企業とも言える。


戦略的参入点は産業用ケースで、半構造化された環境、繰り返しのワークフロー、複数のロボットを一箇所に送って同じタスクを実行できる展開が特徴だ。
3つのターゲット市場と段階的展開
同社は主に3種類のビジネスをターゲットにしている。
1.小売業
倉庫や物流3PLを持つもので、配送センターで最初は主に資材取り扱いを行い、より複雑な操作にも対応する。アイテムをピックし、箱に物を入れ、その後に高精度操作へ移行する。
2.自動車製造
自前の倉庫や物流センターで最初は物流操作をし、組み立てや視覚・触覚チェックなどの高精度操作に移る。
3.電子機器製造
資材取り扱いをし、小さなオブジェクトの組み立てに進む。
驚異的な開発スピード
当初3DモデルはCADもなく、エンジニアを割り当てられていなかった。
しかし、10ヶ月未満で、最初の図面から世界で実働するホイールベース付きフル機能ヒューマノイドロボットを作っている。
その3ヶ月後には動的歩行をするバイペッドロボットも完成した。
AI革新からの影響
ヒューマノイドロボットは大規模言語モデル革命から大きく恩恵を受けた。その結果、画像や動画を理解し推論する大規模言語モデルが開発され、それが現在のヒューマノイド革命の燃料となっている。
エリアごとの担当分け
バンクーバー
主にハードウェア中心で、腕とバイペッド脚は最初にバンクーバーで設計され、コントロール、電気配線などのテストはここで行われる。

ボストン
コアバッテリーエレクトロニクス、パワーエレクトロニクスを調整する。

ロンドン
AIを担当している。

エンジニア、ハードウェア、プロダクト各チームが直接舞台裏を語るシーンは、公式動画から確認できる。
ヒューマノイドとフィジカルAIがテーマのセミナーを開催
ロボティクス分野のトップランナーであり、ハードウェアとソフトウェアの両面に深い知見を持つ、アールティ代表取締役・中川友紀子さんを講師としてお迎えして、オンラインセミナー「ヒューマノイド×フィジカルAI最前線 アールティに聞くヒューマノイドの社会実装、現実と未来展望」を2026年3月10日(火)に開催します。

講演では、アールティの実績・導入事例、ヒューマノイド/四足歩行ロボットの実装ノウハウ等を紹介して頂きます。また、ロボスタ編集長・神崎との対談では、いま最も注目されている「ヒューマノイド」をテーマに、動画を見ながらの解説を予定しています。Unitree、Tesla、Figure などを例に、実際の映像を交えつつ、ハード/ソフト/プラットフォームの視点から分析し、わかりやすく解説します(※最新情報を重視するため、解説対象のメーカーやロボットは変更となる可能性があります)。
セミナーの詳細とご参加お申込みはこちらです。
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