【PAC/PIC応募作品レビュー】簡単・楽しく視力検査〜身体ぺぱさん

アプリタイトル:身体ぺぱさん
デベロッパー:Wachuu合同会社
対象機種:Pepper


視力検査って普段しませんよね…

大人になって視力検査をするケースを考えてみると…。


・運転免許の書き換え
・健康診断
・メガネを作る



という様なときにしか発生しない気がします。極端な話、体重が増えれば「メタボ」ということで医師の指導を仰がないとイケないケースがありますが、目が悪くなったことに関しては薄々感じてもそのままか、メガネ屋さんに行くという選択肢くらいしかありません。
ただ、最悪運転免許の書き換えに行った時に基準(一番厳しい基準は『両眼で0.8以上で、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上、さらに、深視力として、三桿(さんかん)法の奥行知覚検査器により3回検査した平均誤差が2センチ以内です。』)に満たなかったら書き換えが出来ないということも…。
ということは、手軽に家でも視力検査を出来る環境があった方が良いということですよね。


問題は距離ですよ…

視力検査をする場合「C(これっとランドルト環って言うんですよ、知ってました?)」が表示されているところと、検査を受ける人の距離が適切で無いと正確な視力を測定出来ないので、家でその距離を測るのが面倒だったりします。そこでPepperの各種センサーを使って視力検査を可能にしたのが、この「身体ぺぱさん」です。

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まずはPepperとの距離を1メートル取る様に指示されます。


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適切な距離が取れたら、こんな風に教えてくれます。


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視力を測定する為に、片目を閉じる様指示してくれます。もちろんスプーンを目に当ててもOKです。


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通常の視力検査の様にランドルト環の開いている方をPepperに話しかけます。


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こんな感じで視力を測定してくれて、ワンポイントアドバイスをしてくれます。
0.3ならメガネ作らないとですね…。


視力検査以外にも測定出来る項目があります

なんと、視力だけではなく身長も測定してくれます。公式アプリにも「スケーラー」という身長を測定してくれるアプリがありました。
「身体ぺぱさん」だともっとシンプルに身長を測定してくれます。
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こんな風に即出ちゃいますので、踵を微妙に上げて身長をかさ増しするという行為はもう無理ですね…。


キチンと作り込めば学校で使えそう!

これだけサクサク動くのならば、センサーの精度などを上げると普通の健康診断などにも使えそうな気がします。子供たちもロボットに視力や身長を測ってもらうというのは嬉しいと思いますよ。
とは言え、それを実現するには結構ハードル高そうな感じがしますが、もう一歩進めてIoT機器と連携して測定した結果を自動的に記録をしてプリントアウトまで出来れば省力化出来るかもしれません。


とは言え、家にこれがあれば思い立った時に使えますよ。
最近メガネの度が合わなくなってきたので、僕も視力測定やならいといけないなぁ…。


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ぱっぺー☆あさひ

衛星放送、インターネットなど時代の先端の端っこにいて、今はロボット業界に身を置いています。 ロボットスタートでは広告営業をメインにしていますが、ロボティクススーツを着ることでロボット型人間『ぱっぺー』に。 近頃頑張っているアイドルを見ると泣いてしまう。「HKT48」を推しつつも「NGT48」「=LOVE」が気になっています。最近は取材の予習で聴いた「夢みるアドレセンス」の楽曲の良さに驚く。 長年の夢だったTBSラジオデビューを果たしました。 誕生日の夜は今年も一人かも知れないと不安しかありません。

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