【埼玉 X ロボット】第4回ロボットビジネス交流会にも行ってきました!【登壇】
今回は登壇しました!
以前から何回か取り上げていますが、埼玉県では「先端産業創造プロジェクト」を行っています。その先端産業の中にロボットも入っていまして、補助金や今回の交流会など様々な面でロボット関連企業をバックアップする体制を取っています。(前回・第3回の記事はこちらから)
そして、今年度の初のロボットビジネス交流会が2016年5月19日にさいたま市にある「新都心ビジネス交流プラザ」で開催されました。
前回と同じく平日の午後にも関わらず、約110名の参加者が来場されていました。
そして、今回はロボットスタートも登壇させていただきました!!
全5本の講演
ロボットビジネス交流会は講演と懇親会というメニューとなっています。
開会のご挨拶は、埼玉県産業労働部参事兼副部長の渡辺充さんです。
埼玉県のロボットビジネスに対して意気込みを語っていました。
そして講演がスタートしました。
“ロボットにも押し寄せる第3のコンピュータ”~その可能性を探る~
日本電気株式会社 マーケティング・ニュービジネス本部
主席主幹 桑原 一悦 さん
CPU、GPUに続く第3のコンピューターである「非ノイマン型コンピュータ」をご紹介されました。その代表がFPGA。非常に電力効率が良く、連続処理をするのに有効なのですが、ハードウェア記述言語で開発するのが大変という点があったのですが、Cyber Work Benchを使うことでC言語ベースで開発が出来ツールをご紹介していました。
それにしても、FPGAの電力効率の良さには正直ビックリしました…。
ロボット用アプリケーション開発の動向と今後のビジネス展開について
というテーマでロボスタを代表してお話させて頂きました。(残念ながら良い写真が無かったのでスライドのトップ画像です)
ロボットスタートのビジョン/ビジネスモデルと、コミュニケーションロボットの現状について、お話させていただきました。
特に今回は「Robot 2.0」(インターネットに接続され、アプリ開発環境があり、マーケットが用意されているロボットを「Robot 2.0」と定義)という概念を初めて表明させてもらいました。
平成28年度NEDO支援事業新規公募について
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
ロボット・AI部 主査 野中 俊一郎 さん
先ずは、国のロボット関連予算の紹介、NEDOの役割を説明していただいた後、ベンチャー・中小・中堅企業向け支援事業(補助金)などの紹介をされていました。
それにしてもロボット関連の補助金に結構色々な種類ものがあることに驚きました。この様な補助金を上手く使って色々なロボットを開発して欲しいですね!
ロボット分野に新規参入する思い~保育支援ロボットの開発~
株式会社コマーム
代表取締役 小松 君恵 氏
保育ビジネスをしている企業が、なぜ「埼玉県ロボットトライアル開発補助金」を使ってロボット分野に新規参入したのか、その思いをお話しされました。
具体的にロボットを作成したのは埼玉大学教育学部の野村泰朗准教授です。
これが保育支援ロボットの「ここまるロボ1号機(仮称)」。カメラとマイクが内蔵されており、サーバに接続して保育記録を残すことが出来るとのこと。しかしまだまだ改善の余地はあるとのこと。
保育士不足が叫ばれれている中、この様なロボットが保育士をサポートする一助になればいいですよね。
レインボースティック(国際特許申請中)のアイデア~製品化について
株式会社PRODIA 代表取締役 小島 嘉恭さん
国際特許を出願したレインボースティックのアイデアから製品化までのお話をされました。特にレンボースティックを機械で量産化することがいかに難しかったかを点を強調されていました。
また、レインボースティックを展示するための展示台「レインボースティック・ダンスチーム」の課題などもお話されました。
その後、埼玉県からロボットに関する様々な補助金の案内があり講演は終了。その後交流会となりました。
3ヶ月に1度の開催
このロボットビジネス交流会は3ヶ月に1度開催されるということで、次回は8月1日に開催する予定とのことでした。
交流会でお話をさせていただきましたが、埼玉県以外の自治体や外郭団体の方も多く参加されていました。ある意味、埼玉県が取り組んでる取組が国内でも先端的ということの裏返しかもしれません。
今後も継続して渋沢栄一公の様な経済人が先端産業から出てくることを埼玉県民として望んでいます!!