「Pepper」簡単に動かそう!〜ぺぱらぼ

「Pepper」を簡単に動かしてみよう!

「Pepper」を動かす場合、開発ツールの「Choregraph」を使ってプログラミングしないといけません。「Choregraph」自体はプログラマーじゃない人でも簡単に使えるようにデザインされているのですが、子どもさんだとやっぱり敷居が高いのが現状です。

このアプリ「ぺぱらぼ」を使うと、項目を選択をするだけで簡単に「Pepper」を動かせたり喋らせたりする事が出来るようになるのです。

元々、この「ぺぱらぼ」は2015年冬に行われた「Pepper Innovation Challenge 2015」で決勝進出をした「Pepperとまなぼう!!」がベースとなっており、ブラッシュアップしたものが「ぺぱらぼ」という訳です。

「子供達がPepperを使って体感しながらプログラミングの考え方(論理的思考)を学ぶアプリ。 」( 「Pepper Innovation Challenge 2015」Webサイトから抜粋)

というコンセプトを踏襲されていて、小さな子どもさんでも簡単に「Pepper」を動かすことが出来るアプリになっています!


選ぶだけで動かせます!

どの様に動かすかの設定は、タブレットから選ぶだけ。
1度に8つの動作を続けて設定することが出来るようになっています。

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ちょっと見にくいですが、
「モーション」や「いどう」「えんしゅつ」「じょうけん」という4つのジャンルからどんな事をさせたいかを選択します。

ぺぱらぼ3
「えんしゅつ」を選ぶと、どのような動作をさせるかが具体的に表示されます。
「Pepper」に言葉を喋らせたいので「しゃべる」を選ぶと。

ぺぱらぼ12
この様に文字を入力する一覧が表示されました。
子ども向けということで、漢字やカナ変換などはありません。
9文字という制限もあるので長い台詞も難しいです。

ぺぱらぼ4
タブレットの左側には、どのような動きをするかということが表示されていきますので、流れを確認できるようになっています。
ただし、順番を入れ替えたり、一部を削除するということは出来ませんので、作る時は気を付けてくださいね。

とか何とかいう間に完成。
動画では設定の状況は編集はしてありませんので、どの位簡単に設定出来るかがお分かり頂けると思いますよ。
それでは、スタート!!

ぺぱらぼ5
まず、「ちかくにひとがいるとあいさつする」からスタートです。
挨拶はコミュニケーションの基本ですからね。

ぺぱらぼ6
そして、「おじぎ」。
敬意は払わないといけません。

ぺぱらぼ7
唐突ですが「ドラムロール」を鳴らします。
驚きと一緒に「Pepper」に注目してもらいましょう。

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そして本題!
どんな風に喋ったのかは動画を是非御覧ください!!

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突っ立ってるのも何なので、左向きにグルっと回ってもらいました。

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気になる「ひみつ」の動き。
その1は「じゃんけん」でした。勝てましたか??
ぺぱらぼ11
続いて「ひみつ」その2。
ロボットの動きをしてくれました。
ぺぱらぼ13
最後は「ひみつ」その3。
「マンボ!マンボ!!」と言いつつ不思議な踊りをしてくれました。


基礎の基礎は理解出来るかも

単純に動かすだけではなく、「じょうけん」などの項目が入っているので、どのような事が起こったら動作するかということも自然に分かるようになるのではないかと思っています。


使ってみて、選択項目を組み合わせ得るだけでも結構な動きを付けるということが可能ということが分かりました。惜しむらくは、「動きの記憶が出来ない」という点と「順番を入れ替えられない」という点。
例えば、2つの動きを作ってみて、どちらが優れているかというを確認するというのは、現状では一々組み直さないといけません。

とは言え、簡単な呼び込み程度なら、これだけでも十分にいけるのではとも感じました。

『10数年後、突如現れた天才ロボットのエンジニアが初めてロボットを動かしたのが、このアプリだった』なんていうことが起こったら素敵だなと勝手に妄想しちゃいました。

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ぱっぺー☆あさひ

衛星放送、インターネットなど時代の先端の端っこにいて、今はロボット業界に身を置いています。 ロボットスタートでは広告営業をメインにしていますが、ロボティクススーツを着ることでロボット型人間『ぱっぺー』に。 近頃頑張っているアイドルを見ると泣いてしまう。「HKT48」を推しつつも「NGT48」「=LOVE」が気になっています。最近は取材の予習で聴いた「夢みるアドレセンス」の楽曲の良さに驚く。 長年の夢だったTBSラジオデビューを果たしました。 誕生日の夜は今年も一人かも知れないと不安しかありません。

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