「第8回ロボット大賞」が募集開始 前回はMUJINやサイバーダイン、Pepperが大賞に

経済産業省と一般社団法人日本機械工業連合会は、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省との共催により、「第8回ロボット大賞」の募集を本日より開始したことを発表した。

「ロボット大賞」は、ロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用のほか、研究開発、人材育成の取組などを表彰する制度。

平成28年に実施した第7回からは、「ロボット新戦略」(平成27年2月10日 日本経済再生本部決定)に掲げられた「ロボット大賞の拡充」に基づき、経済産業大臣賞に加えて総務大臣賞、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞の5つの大臣賞が創設された。

今回の「第8回ロボット大賞」では、4月23日(月曜日)から6月29日(金曜日)まで募集を行い、その後応募のあったロボット等について審査し、本年秋に各賞を決定、10月17日(水)に東京ビッグサイト(World Robot Summit 2018 / Japan Robot Week 2018会場内)で表彰式及び合同展示を行う。

「第8回ロボット大賞」では、次の6部門・5分野を表彰対象として募集する。

■ 部門

 ビジネス・社会実装部門
 ロボットに関連するビジネスモデル又は各分野における社会実装に向けた取組

 ロボット応用システム部門
 実用に供しているロボット技術を応用したシステム又はシステムインテグレーション

 ロボット部門
 実用に供しているロボット本体

 要素技術部門
 ロボットの一部を構成する部品、材料又はソフトウェア若しくはロボットが利用する共通基盤(通信ネットワーク等)その他のロボットの要素技術

 研究開発部門
 ロボットに関連する特に将来性のある研究開発の成果

 人材育成部門
 ロボット分野における人材を育成するための取組又は教材等

■ 分野
 ものづくり分野
 サービス分野
 介護・医療分野
 インフラ・災害対応・建設分野
 農林水産業・食品産業分野

応募のあったロボット等について、一次審査(書類審査)と二次審査(現地調査、プレゼンテーション審査)を行い、次の各賞の授賞対象を決定していく。そして、全応募のうちそれぞれの大臣が行う政策上の観点から、最も優秀であると認められるものに対して各大臣賞を授与する。

そのほか、中小・ベンチャー企業賞、日本機械工業連合会会長賞、部門・分野ごとの優秀賞、審査員特別賞も用意されている。

第一回のロボット大賞では、富士重工業株式会社及び住友商事株式会社の「ロボットによるビルの清掃システム」が授賞。第3回にはタカラトミーのオムニボットシリーズ「i-sobot」が授賞している。一昨年開催された「第7回ロボット大賞」からは各大臣賞が用意され、株式会社MUJINの「Pick Worker」や、ソフトバンクロボティクスの「Pepper」、サイバーダインの「HAL医療用下肢タイプ」など計6つのプロダクトがロボット大賞を授賞している。

関連サイト
第8回 ロボット大賞

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