福島県で「ロボットによる復興支援」を。補助金募集は5月14日まで

東日本大震災からはや7年が経過し、被害の大きかった地域では現在も完全なる復興を目指して産業発展に注力。経済の回復に日夜努めている。

そんな被災地の中でも、特に福島県が取り組んでいるのがロボットだ。

県庁内に「ロボット産業推進室」なる組織を立ち上げ、毎年「ロボットフェスタふくしま」を大々的に開催するなど、官民一体となってロボット産業に力を入れている。また、県内のロボット関連産業に対して、補助金も支給されている。この補助金は、東日本大震災からの復興を促進することを目的としており、県内でのロボット関連産業の集積を目指し、県内企業のロボット産業への参入を促進するため、ロボットの要素技術の開発や実証を行う事業者に対して必要経費を補助する。

補助金の募集要件は以下の通り。

1.補助を受けられる企業

福島県内に以下のいずれかの所在がある企業が対象となります。
・本社
・試験・評価センター/研究開発拠点
・研究成果を用いた生産拠点

2.対象となる事業

以下のいずれかの事業が対象となります。
(1)ロボットの要素技術の開発や実証試験等
(2)要素技術を組み合わせたロボット開発

3.対象となる経費
旅費、消耗品費、機械設備費、外注費、人件費、開発費、その他知事が認めるもの

4.補助額
(1)補助対象事業費の上限 
 ・ 1,000万円

(2)補助率 
 ・中小企業:4分の3
 ・大企業:3分の2

被災地域の自治体では、復興支援に関係する事業に対して補助金を出しているところも少なくない。また、近年はロボット産業が全国的に成長しており、ロボット関連の補助金も数を増やしつつあるようだ。

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ロボスタ編集部

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