ロボット「PALRO」の個人向けモデルは明日発売、価格は35万円 遠く離れた親との交流を促進

富士ソフト株式会社(神奈川県横浜市)は、8月29日(水)より、個人ユーザー向けの「PALRO」を販売開始すると発表した。

PALROは二足歩行が可能なコミュニケーションロボット。これまで高齢者福祉施設向けモデルとして販売されてきており、全国1000箇所を超える高齢者福祉施設で認知症予防や自立支援に活用されている。

そんな中で、多くの高齢者やその家族から「自宅にもパルロが欲しい」と要望を受け、個人向けに「PALRO(ギフト向けモデル)」を発売することとなった。

ギフト向けモデルは、離れて暮らす家族が、共に利用することができるロボット。高齢者福祉施設向けモデルで人気の「会話」、「歌」、「クイズ」、「ゲーム」などのコンテンツの中から、家庭でも楽しめるものを厳選して搭載している。

また、ギフト向けモデル専用アプリケーション「PALRO しゃべリンク」を使って、遠くに暮らす親とパルロとの日常の様子をSNS形式で見たり、パルロを介してメッセージを伝えあったりすることができる。

PALRO しゃべリンク

アプリ上では、高齢の親に代わって、遠隔地からPALROの設定を行う事も可能だ。

8月29日(水)より、PALROオフィシャルサイトにて購入の受付を開始。順次、家電量販店のノジマや、新宿高島屋ロボティクススタジオ、およびその他販路でも販売を開始する。新宿高島屋ロボティクススタジオに体験コーナーが設置される他、10月に開催される国際福祉機器展への出展も予定されている。

メーカー希望小売価格は348,000円(税抜)。本体の他、PALRO専用椅子「リラックスチェア」が同梱されている。

PALROのコンテンツ追加や、進化を行うための「PALROアップグレードサービス」は本体価格に2年間分が含まれており、3年目以降は年間18,000円がかかる。こちらは契約せずともPALROをそのまま使用することもできる。その他、PALROケアパック(年間35,000円)の加入は任意。

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ロボスタ編集部

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