ロボットによるリハビリ、認知症予防等の実証実験がスタート、介護施設の課題解決に挑む!ソフトバンクとユニマット

ソフトバンクは、介護施設における人型ロボット「Pepper」の活用に向けた実証実験を新たに開始することを発表した。
今回発表した実証実験は、言語聴覚士や理学療法士、作業療法士などの監修によって開発されたリハビリ用のロボアプリ「まいにちロボリハ」などを活用し、名詞や動詞の呼称の発語、ポインティング、上肢トレーニングなどのリハビリをPepperを通じて利用者に提供するものとなる。


実証実験内容

この実証実験は、株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティとソフトバンクロボティクス株式会社、およびソフトバンク株式会社が発表したもので、ユニマット リタイアメント・コミュニティが運営する6カ所の施設で、2018年10月1日から実施される予定だ。

実証実験を実施する施設名
・東久留米グループホームそよ風(東京都東久留米市前沢3-6-24)
・湯河原温泉ケアセンターそよ風(神奈川県足柄下郡湯河原町宮上771-24)
・甲府ケアセンターそよ風(山梨県甲府市富竹3-3-5)
・足立ケアコミュニティそよ風(東京都足立区梅島2-31-14)
・浦和ケアセンターそよ風(さいたま市浦和区本太2-1-2)
・水戸ケアセンターそよ風(茨城県水戸市見和1-298-9)



顔認証を使って個人に合わせたリハビリを

Pepperは顔認証機能を使って、これから話す相手を認識し、個々人に合わせて予め組まれているプログラムに従ってリハビリを実施する。


Pepperが認知症や疾患の傾向がある人の会話相手となる。Pepperが出題する問題に発話して回答したり(発語訓練)、タブレット画面を押すポインティング、Pepperの手を押す上肢訓練など、さまざまなリハビリのプログラムが用意され、認知症の予防・予知・ケアが可能かを測定したり、検証を行う。また、正解するとPepperが褒めたり、頑張っていると応援する機能等も重視され、リハビリへの意欲を高める効果も考慮されている

同実証実験で活用されるロボアプリ「まいにちロボリハ」


夜間の巡回もPepperで

更に、介護スタッフが行っている夜間の定期巡回を、Pepperが代替・補助できるかの検証も行われる。夜間の定期巡回の検証では、Pepperが施設内を巡回し、廊下を徘徊などする利用者を発見すると、施設の管理者に通知を行う。通知を受けた管理者は、Pepperのカメラを通して映像で利用者とやり取りをすることができるため、遠隔でも対応することが可能になる。

同3社は介護施設におけるPepperの活用に関する実証実験を通じ、介護施設における人型ロボット活用の効果を検証し、人材不足や見守り業務の効率化など、介護業界の課題解決を目指す。また、ユニマット リタイアメント・コミュニティは、今回の実証実験の結果を踏まえ、運営する全施設(全国約300カ所)でのPepperの導入を検討するという。

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ロボスタ編集部
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