家事代行を遠隔操作ロボットで パソナとMira Roboticsが資本業務提携

10月31日、株式会社パソナグループは、人の生活を支援するパートナーロボットの開発を手掛けるMira Robotics株式会社と資本業務提携したことを発表した。

Mira Roboticsは、多様化する生活スタイルに合わせたロボティクスサービスとして、家庭用ロボットをはじめ、ロボットインテリジェンスやクラウド連携サービスの開発・サービス提供を行う会社として今年2月に設立したスタートアップ企業。同社は、人間の手によって遠隔操作することができるパートナーロボットを開発しており、留守中の家庭でも安心して利用できるサービスの提供を目指している。

今回の資本業務提携によって、パソナグループは、働く人を応援するパートナーロボットの普及のため、第一弾として洗濯や清掃等の家事を担うパートナーロボットのサービス提供を2020年をめどに目指す。遠隔地からロボットを操作して、家事代行を行なうイメージだ。

パソナグループでは現在も人による家事代行サービスを提供しているが、顧客の中には他人が家の中に入ることに対して抵抗を感じる人もいるという。そんな人でも、ロボットであれば抵抗感なく家事代行というものを使ってもらえるのではないかという意図で開発が進められている。なお、サービス利用者自身がロボットを購入するか、レンタルによる提供かなどは現時点では決まっていない。

パソナグループでは、「ロボットが人の仕事を奪う」ではなく、「人とロボットの共生」を目指しており、遠隔地からロボットを操作するという形を採用した。今後はパートナーロボットの操作を行うオペレーションセンター等で活躍する専門人材の育成・派遣を行っていくという。

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ロボスタ編集部

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