2mの巨大ロボット「風神」を希望者に譲ります 日テレの番組で活躍のロボ

機械設計や加工を行なう浜野製作所(東京都墨田区)は、同社が開発した2mの巨大ロボット「風神」を希望者に譲ると発表した。

「風神」は、2014年12月に放送された日本テレビ「ロボット日本一決定戦!リアルロボットバトル」にて浜野製作所とロボットクリエーターとして活躍する網野梓氏が共同開発し、同番組で見事準優勝に輝いたロボット。



腕などの駆動部には安川電機製の産業用モーターを使用し、下半身の車輪も電動バイクタイヤを転用するなど、本格的な機構でつくられている。ロボットのサイズは高さ約2m、幅約1m、奥行き約1mで重さは約300kg。

今回譲渡に至った理由について浜野製作所は以下のように説明している。

浜野製作所

弊社の事業拡張に伴い、東京墨田区の住宅街に囲まれた小さな町工場内では、スペース的に適切な保管をしていくことが難しい状況となり、この度、泣く泣くお譲りすることを決意しました。



創業40周年を迎えた浜野製作所は、機械設計や金属加工などを行なう、技術力に定評があるものづくり企業。これまでにも様々なプロジェクトで技術協力を行ない、電気自動車の「HOKUSAI」や深海探査艇「江戸っ子1号」などを手がけている。



今回の風神の譲渡について、「私共の思いを受け継いで今後のロボット教育や後進指導、研究開発などに有意義なご活用をいただける方へ優先してお譲りしたいと考えております」と同社は述べており、強く希望する方は専用フォームより申し込みをしてほしいとしている。

申し込み締め切りは2019年1月31日(木)。なお、引き取りにかかる運搬費用は自己負担となり、経年劣化によるメンテナンスも必要となる。

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ロボスタ編集部

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