バーチャルアーティストIA(イア)と着物姿の案内AIが案内 JR上野駅にて

1月21日、株式会社モノゴコロは、JR東日本グループが実施する「案内AIみんなで育てようプロジェクト」において、バーチャルアーティストIA(イア)とコラボレーションした案内AI「バーチャルアテンダント」をJR上野駅に設置することを発表した。現在、JR上野駅にはIAとのコラボレーションバージョンと、着物姿の案内AI「バーチャルアテンダント茜(あかね)」が設置されている。

バーチャルアーティストIA(イア)は、高い歌唱力とパフォーマンス力で、独自の活動を展開するバーチャルアーティスト。2012年に誕生し、これまでアルバム7作品、デジタルシングル7作品をリリースしている。

「バーチャルアテンダント」は、モノゴコロの自然言語処理をはじめとするAI関連技術やCGキャラクターアニメーション技術、 協力会社の音声技術やハードウェアのノウハウを統合してワンパッケージ化された対話型デジタルサイネージ。画面には、等身大の人物やキャラクターが登場し、利用者が音声で質問をすると内容を解析し、音声とディスプレイ画面を使って回答してくれる。

第2回AI・人工知能EXPO レポート写真

IAとコラボレーションしたバーチャルアテンダントは、昨年の第2回AI・人工知能EXPOにてモノゴコロブースで展示されており、ここではディスプレイに表示されたIAがライブを行なっていた。IAには外部マイクと外部カメラが取り付けられており、見ている人の反応を元に話す内容を変える技術が搭載されていた。ディスプレイには、目の前にいる利用者や客の映像が映し出され、会場が盛り上がっているか、何名の人がいるか、挙手している人が多いか、笑顔の客が多いかといったデータの取得も行なっていた。

現在、IAとのコラボレーションバージョンと、着物姿の案内AI「バーチャルアテンダント茜(あかね)」はJR上野駅にて案内を行なっている。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム