点検ロボットのイクシス、総額10億円の資金調達を発表 量産販売を目指す
2019年3月27日
By 山田 航也
点検ロボットの開発を行う株式会社イクシスは、新たな事業展開を行うための成長資金調達を目的とした第三者割当増資を行ったことを発表した。今回のラウンドでは、INCJに加えて、三菱商事や横浜キャピタル、Sony Innovation Fund、KSP5号投資事業有限責任組合からの出資が決定しており資金調達総額は約10億円となる。
イクシスは1998年6月に、様々な用途のロボットを開発するベンチャー企業として設立された。現在は、社会・産業インフラメンテナンスの点検用ロボット開発企業として、主に大手の道路、建設、鉄鋼、電機、住宅、電力会社などからの受託・共同開発を中心とした事業を行っている。これまでに橋梁の点検ロボット「Turrets」や、橋梁床版裏面プラント煙突などで作業をする「Rope Stroller」石油化学プラント等の防爆エリア内でタンクや配管の検査を行う「SpinBot」などといったロボットを開発している。
他にも、市販のドローンに取り付けるアタッチメント「Drone Cam」や、マグネット吸着で鋼床版の超音波探傷の検査が可能な「SAUT ROBOT」といった特殊なロボットも開発している。
今回、イクシスは、新たな資金調達により、これまで受託・共同開発してきたモデルのうち、水平展開が可能な製品に絞って標準化を行い、自社製品としての量産販売を目指す。さらに、これまで蓄積してきた点検データをもとに、AI、IoTを活用して分析・診断までのサポートを行う事業へと段階的に進めて行く。
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株式会社イクシス
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。
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