スポーツ分野でドローン活用へ 「いわきFC」がサッカーのフォーメーション分析、センシンロボティクスとドームが提供

株式会社センシンロボティクスと株式会社ドームは、スポーツ分野でドローンを活用することにおいて協業に合意したことを発表した。協業により、センシンロボティクスのドローンソリューションと、ドームが持つアスリートサポートに関する知見の相互利用が実現し、スポーツ分野における新たなビジネスモデルの創出を目指す。

まず第一弾として、ドームの関連会社である株式会社いわきスポーツクラブが運営するサッカーチーム「いわきFC」において、ドローン技術を活用したサッカーのフォーメーション戦術の分析を行う。試合や練習風景を上空から撮影し、俯瞰的な視点でプレーをチェックすることで、より高度な戦術構築や技術指導の質の向上が見込まれるという。



ドローンが取得できる主なデータとしては、ピッチ全体の俯瞰映像、ボールの動き、選手間の距離、状況別ポジショニング、ゴールシーンの振り返りなどといった情報。将来は、撮影した映像をデータベース化した、より高度な戦略や映像共有をしながらの戦略策定などにも対応する予定。また、チーム強化のための活用だけでなく、ドローンで撮影した映像を配信することによる、スポーツファンへの新たな視聴体験の提供についても取り組んでいくという。

ドローンによるフィールド撮影動画

センシンロボティクスとドームは、いわきFCの事例で蓄積したデータやノウハウを他のスポーツにおける戦術策定などにも応用し、日本のスポーツ界の発展への貢献を目指す。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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