株式会社アトラックラボは、操縦者を監視するシステムを開発し、重機や農機に簡単に取り付けられるソリューションとして発表した。重機や農機に限らず、自動車などでも運転中に操縦者が意識を失う事故などが発生しており、今後はこのような操縦者監視システムのニーズ高まると思われる。
アトラックラボが開発した「Deadman Switch」は、機械の安全装置の一種で、重機や農機具の操縦中に、操作者が意識不明などの事態に陥った時や、不用意に運転位置を離れた際に自動的に機械を停止させるなどして事故を防止する装置。
この装置は、運転席の前にカメラを設置し、AIで頭の位置と目を認識し、頭が正常な位置にない時や、目が開いているかなどを判定して、異常を検知した場合は装置を停止するなどできるシステム。
作業内容により、異常状態の定義をカスタマイズして提供する。
検知の位置や距離は自由に設定でき、乗車直後の正常な状態を記憶することで、人の体型に応じた検知範囲の自動設定も可能。検知後の動作は、エンジンのキルスイッチを動作させる事の他、アラートを鳴らしたり、無線や携帯電話網を使用して運転席の状態を画像でモニターすることも可能という。
下の動画は、顔が、上下左右の設定範囲を超えた場合、左上に状態を表示した例。
■AT-Deadman Switch 操縦者監視システム
アトラックラボは人工知能とロボティクス技術を用いて、業務を安全に効率良く遂行するための提案を行う企業。最近ではをピンポイントで自動着陸させる「ATランディングシステム」等を発表している。
関連サイト
株式会社アトラックラボ
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