商品にキャラクターをつけるとどれだけ売れる?AIが診断 キャラクター商品の購入意向率を予測するAIサービスが登場

パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグは、キャラクター名を入力するだけで、購入意向率を予測する『キャラクター価値AI』のβ版を、11月22日より提供開始した。β版のため、無料で利用できる。
また、同時に「推奨キャラクター一覧」や「推奨カテゴリー一覧」も公開している。

「推奨キャラクター一覧」の一部(公式ページより)


この商品にはどのキャラクターが効果的なのか、AIが診断

同社によれば、キャラクターを使用するビジネスの市場規模は、動画配信から生まれた新しいキャラクター(IP:Intellectual Property)の活躍などにより安定基調にあるという。このサービスはキャラクターと商品との相性をAIで予測することで、キャラクター市場のさらなる活性化を実現するとしている。

商品とキャラクターは上手く組み合わせることで商品の売上を大きく伸ばし、またキャラクターの認知も拡大させることができる。しかし、これまでキャラクタービジネスにおいて、どの商品にどのようなキャラクターを使用すると売上に影響するのかについて、業界の経験に基づいた提案や採用が行われてきた。そのため、ライセンサーは自社のキャラクターの商品ごとの適正価格が決めにくく、一方ライセンシーは使用料の判断基準がなかった。

このサービスは、使用予定のキャラクターと対象となる商品カテゴリーを入力するだけで、わずか30秒ほどで購入意向率をAIが算出する。

同社は「商品開発前にご利用いただくことで、より適正なキャラクターの選定や投資効率の予測が可能になります。また、キャラクターのライセンサーにとっては、キャラクターをどの企業に使ってもらうのが最も効果的かを知ることができ、キャラクター商品の効果的な開発を実現します」としている。


『キャラクター価値AI』とは

東北大学乾研究室が作成した70万単語の日本語Wikipediaエンティティベクトルと、プラグが独自に実施したキャラクターに関する消費者調査データを学習させたAI。ある商品にキャラクターを使用したときの消費者の購入意向が予測できる。



『キャラクター価値AI』でわかること

本サービスは、使用したいと考えているキャラクター名と商品カテゴリーを入力するだけで、約30秒でAIが【購入意向率】を算出し、キャラクターとカテゴリーの親和性が確認できるAIサービス。

3つのメニュー
1.キャラクター名とカテゴリーを自由に入力(それぞれ最大5つ入力可能)
2.キャラクター名を自由に入力するだけで、プラグが推奨する100カテゴリーの購入意向率を算出する。
3.カテゴリーを自由に入力するだけで、プラグが推奨する100のキャラクターの購入意向率を算出する。




『キャラクター価値AI』活用のメリット

このサービスを活用することで、以下のようなメリットの創出が期待できる。
・キャラクターを使った商品の売上効果の予測が可能になる
・商品にあったキャラクターを発見することができる
・キャラクターにあった商品を発見することができる
・新商品開発の売上アップに貢献する
・商品開発前に利用することで、売上目標に応じたキャラクターを選択することが可能になる



※サービスページURL: https://hp.plug-ip.com/




今後の展開

・ターゲットや商品ブランドなどより詳細な評価予測を検討
・β版を使った顧客の声を反映し、キャラクタービジネスに携わる顧客のニーズに即したメニューを増やす


プラグについて

社内にマーケティング・リサーチ部とパッケージデザイン部があり、パッケージデザイン評価について国内実績がある。20年以上のデザイン評価についての、経験・知見を活かし、2019年から『パッケージデザインAI』を自社開発。この『パッケージデザインAI』は既に多数の大手企業に活用されている。AIサービス開発の実績を活かし、『キャラクター価値AI』を開発。

関連サイト
株式会社プラグ

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ロボスタ編集部

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