協働ロボットが郵便物を自動で仕分けする 高島ロボットマーケティング「郵便物自動仕分けシステム」を発表

協働ロボットのレンタル、販売および導入支援サービスを展開する高島ロボットマーケティング株式会社とAIコンピューティングカンパニーである株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルは、オフィス内の省人・省力化を目的とした協働ロボットとAI搭載3Dカメラを活用した「郵便物自動仕分けシステム」を共同開発し、提供開始することを発表した。

同システムは2022年1月19日(水)から1月21日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第6回 ロボデックス – ロボット【開発】・【活用】展 -」の高島ロボットマーケティングのブース(ブースNo:56-26)にて実演デモが展示される。


「郵便物自動仕分けシステム」提供の背景

慢性的な人手不足に加え、コロナ禍により生産現場やオフィスなどでもソーシャルディスタンスの必要性が問われる中、人による手作業をロボットに代替させる動きが急速に加速しており、昨今さらに注目を浴びている協働ロボット。これまでは工場への導入が中心だったが、少子高齢化に伴う人手不足やコロナ禍に伴うリモートワーク拡大が続く今、オフィスへの協働ロボット導入も注目され始めている。

デジタル化が進んだ現在でも企業には毎日大量の郵便物が届き、それをバックオフィスの担当者が手作業で部署や個人などに仕分けている。このような単純作業に人員を割くことが経営サイド、従業員サイドからも課題視されており、社員を単純作業から開放しより付加価値の高い業務に従事させるというニーズが高まっている。

「郵便物自動仕分けシステム」は高島ロボットマーケティング取り扱いのユニバーサルロボット社製協働ロボットと、ディジタルメディアプロフェッショナルが取り扱う協働ロボット向け画像認識システム「Cambrian」3DビジョンシステムとAI文字認識ソフトウェアを組み合わせたもの。郵便物の形状、表面上に印字された文字、コード及び企業ロゴなどをAI搭載のCambrianビジョンシステムが高速スキャンし自動判定。協働ロボットが郵便物を吸着、指定されたトレイに仕分けする。


■郵便物自動仕分けシステムの特長
・事務作業の省人・省力化の実現
・郵便物の形状、文字、コードや企業ロゴのAI判定による自動仕分け
・省スペース
・協働ロボット本体・周辺機器はレンタルも可能


今後の展開

郵便物自動仕分けシステムは国内商社向けとして近々販売予定。今後も高島ロボットマーケティングとディジタルメディアプロフェッショナルは連携を強化し、オフィス内の省人・省力化を目的とした本パッケージの顧客開拓・導入を進めていく。さらに、高島ロボットマーケティングでは短期間でも利用可能なレンタルサービスと、導入コストを大幅に軽減するソリューションパッケージの2つの事業展開によって協働ロボットをより身近に使いやすい商品として提案している。今後も簡単、気軽に協働ロボットを使用できる商品、サービスを拡充していくとしている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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