ソフトバンクロボティクスとくうかんの合弁会社「SmartBX」がスマート清掃事業に参入
ソフトバンクロボティクス株式会社は株式会社くうかんグループのSmartBX(スマートビーエックス)株式会社に出資し、合弁会社となったSmartBXを通じて、5月2日よりスマート清掃事業に参入することを発表した。
ショッピングモールなどの大規模施設を持つ法人向け
清掃業界では人手不足を理由に清掃品質の維持が困難となっており、清掃サービスの価格上昇が続いている。また、コスト構造や清掃品質の明確な基準が定まっておらず、清掃サービス利用時の適切なコスト判断が難しいことも課題となっている。SmartBX(スマートビーエックス)はデジタル活用により清掃業界における各種課題を解決し、ショッピングモールや空港等、大規模施設を持つ法人向けに、より快適で安心な空間創りを提供する。また、ビルメンテナンス業界に新しい流れを呼び込むことで、新たな清掃様式の提案と付加価値の向上を行う。
SmartBXが提供する主な価値
科学的データ測定によるアウトプットベース清掃
床面・立面の清潔度をATP試験で測定、空気中の清潔度を空気品質センサーで測定し数値化。100社以上のデータ蓄積による業界別清潔度標準を策定。感覚ではなく数値で清掃のアウトプットを定義しモニタリングする。全ての清掃結果はデジタルデータ・画像で証跡として提供を行い、見える化することで品質の圧倒的な向上を目指す。
透明な標準プライス&低コスト
床清掃などの単純作業をロボットによって徹底的に自動化し、センサーやスマホアプリを組み合わせて活用することで人による作業も効率化する。様々な業種のお悩みに合わせた明確なプランによりコスト面での不安要素を取り除く。例えば、スーパーマーケット向けの清掃料金では、スクラバーロボットによる毎日1時間の床面清掃と清掃スタッフによる毎週1時間の店内重点清掃・メンテ作業で月額99,800円からとなっている。
専用コンシェルジュによる徹底的なサポート
清掃サービスのみの提供ではなく、コンシェルジュを配備する。施設環境に関連する様々な困りごとに対して丁寧なサービスを24時間365日の電話・オンラインによる受付体制でサポートする。
SmartBX株式会社 会社概要
所在地 | 東京都港区海岸1-7-1 |
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事業内容 | 清掃ロボットの販売、研究開発、清掃DXの実現に向けたソリューション提供、ビルの保守、管理及び清掃業務 |
代表者 | 代表取締役 吉田 健一 氏(ソフトバンクロボティクス株式会社 常務執行役員 兼 CBO) 代表取締役社長 有賀 博夫 氏(株式会社くうかん 代表取締役) |
SmartBX株式会社
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。