クラウドカメラサービス「ソラカメ」で果物の盗難を防ぐ JAフルーツ山梨が防犯カメラで農作物盗難防止の実験 補助金もあと押し

株式会社ソラコムは「JAフルーツ山梨」(フルーツ山梨農業協同組合)の農作物の盗難防止実証実験に、クラウドカメラサービス「ソラカメ」が採用されたことを発表した。


もも・シャインマスカットをカメラで監視

近年、生産者が丹精込めて育てた収穫前の農作物が盗まれるという問題が全国各地で起きている。山梨県はぶどう、ももで日本一の生産量を誇っており、防犯パトロールの経費や防犯カメラの設置費用などを補助する支援制度を設けるなど、盗難対策に力を入れている。

JAフルーツ山梨ではももやシャインマスカットなどの農作物の盗難対策のひとつとして、クラウドカメラサービス「ソラカメ」を導入した。主に夜間の農場の様子をカメラで撮影し、そのデータをリモートからリアルタイムで見れるようにするほか、夜間の監視パトロールと連携して盗難防止を強化する。





クラウドカメラサービス「ソラカメ」

「ソラカメ」はカメラの映像をクラウドに常時録画できるクラウドカメラサービス。1台から導入できる初期費用2,980円の設置が容易なカメラを提供し、ユーザーはスマホを用いてクラウドカメラを数分で迅速に導入できる。ソラカメの映像はスマートフォンやタブレットでリアルタイム閲覧ができる。IoT通信を用いてクラウドに常時録画し、過去の映像確認も容易。また、何か動きがあった際には「モーション検知」機能により、関係者にアラート通知する。


今回導入するクラウドカメラサービス対応の小型カメラ「ATOM Cam2」は一辺約5cmと小型・軽量で、磁石やカメラ台座に対応し、簡単に設置できる。広角、フルHDの高解像度、夜間でもカラー映像で撮影できるカラーナイトビジョン、赤外線LEDによる白黒撮影も可能。


JAフルーツ山梨からのコメント

JAフルーツ山梨 営農指導部 営農指導課 久保田氏からのコメント

農作物の盗難防止は大きな社会問題となっています。JAフルーツ山梨では、地域の生産者を守るため盗難防止体制を強化しています。今回実証実験導入を決めた「ソラカメ」は、常時クラウド録画されるので、万が一カメラ自体が盗難にあっても撮影された動画の記録が残ります。また、カメラの取り付けも簡単で、生産者にスピーディに展開できます。引き続き、JAフルーツ山梨では、積極的に最新技術を活用して、効果的な施策を継続的に展開していきます。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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