DOBOTとRobotkitは、ドイツのフランクフルトにあるDOBOTの拠点において、新型ヒューマノイドロボット「Atom W」へのシステム統合を実施した。
特筆すべきは、事前の統合作業が一切行われていない状態から、わずか48時間という極めて短い期間でRobotkitの動作を実現した点である。
高度な汎用性と迅速なセットアップ
今回のプロジェクトは、新しいロボットおよび新しい環境という、システムにとって未知の条件下で開始された。Robotkitは、特定の研究室にある1台のマシンに合わせて調整される従来のソフトウェアとは異なり、導入された先のハードウェアや周囲の空間を即座に認識し、自ら適応する設計思想に基づいている。
実際の検証では、RobotkitがAtom Wを制御し、棚に並べられた薬品の箱を正確に識別して取り出す様子や、人間にトレイを渡す動作が確認された。


また、タオルの折りたたみといった、指先の繊細な制御を必要とするタスクも完遂している。

同システムは、プロンプトによる指示で物体をピッキングする「Pick & place by prompt」や、未知のエリアを自律的に探索する「Autonomous explore」など、多様なスキルセットを即座に実行可能にする。


「予測・理解・検証」ループによる自律動作の実現
ヒューマノイドロボットを単なる技術展示のデモ段階から、実社会での本格的な量産・運用フェーズへと引き上げるためには、高度な自律性が不可欠である。Robotkitは、動作の「予測」「理解」「検証」を単一のループ内で高速に実行する仕組みを備えている。
この統合ループにより、ロボットはリアルタイムで視覚情報を処理し、状況の変化に対応できる。公開された映像では、VLM(視覚言語モデル)を用いて判定する様子も示されている。

ロボスタオンラインセミナー情報
急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く
ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。
世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。






