TeamViewer メルセデスAMGペトロナスF1チームに『TeamViewer Tensor』を提供 練習走行や予選中にデータ活用

リモート接続ソリューションのグローバルリーダーであるTeamViewerは、パートナーシップを締結しているメルセデスAMG・ペトロナス・F1チームに、エンタープライズ向けリモート接続プラットフォームである『TeamViewer Tensor』を提供する。

これにより、練習走行や予選中に重要なデータへのアクセスが可能になり、メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームのパフォーマンスのさらなる向上に寄与するとしている(冒頭の画像はTeamViewer公式ホームページより)。



『TeamViewer Tensor』がリアルタイムにデータをドライバーへ提供するテクノロジーの課題を解消

メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームは、一分一秒を争う競争の激しいフォーミュラ1の世界において、機会を逃すことなく、競争上の優位性を得るために、運営のあらゆる側面で最先端の技術を取り入れている。

トラックサイドとファクトリーのレース・サポート・ルーム(RSR)の両方にエンジニアがいるチームは、瞬時に判断を下すため、エンジニアとドライバーのシームレスなコミュニケーションが必要不可欠となる。データやビデオ、テレメトリーへの即時アクセスは、レース戦略やピットストップを決定する上で極めて重要である。

メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームはこれまで、正確かつリアルタイムにデータをドライバーへ提供するテクノロジーの課題に直面していたが、この度『TeamViewer Tensor』をリモート接続プラットフォームとして全組織に導入。その成功をきっかけに、チームはトラックサイドのガレージでのドロップダウンスクリーンのデータフィードにもTeamViewerのソリューションを採用するに至っている。


ドライバーはマシンに乗ったままライブデータに確実にアクセスが可能

『TeamViewer Tensor』のプラットフォームは、比類のないセキュリティ、拡張性、管理性を備えたエンタープライズグレードのリモート接続を提供する。これにより、エンジニアは、練習走行や予選中に、ドライバーがマシンに乗ったまま、ライブデータに高速かつ100%確実にアクセスできるようになる。これには、天候情報のアップデートや走行計画、戦略の洞察、競合分析、ライブフィードTV、走行プレイバック、トラック上の映像なども含まれる。

TeamViewerの最高コマーシャル責任者であるピーター・ターナー氏は

TeamViewerの最高コマーシャル責任者 ピーター・ターナー 氏

レースウィークエンドのペースを考慮すると、テクノロジーの導入はそのペースに遅れを取らないレベルのものでなければなりません。走行中のドライバーによる必要なデータへのアクセスが1秒でも遅れれば、週末全体に影響を及ぼしかねません。当社のエンタープライズ向けリモート接続プラットフォームである『TeamViewer Tensor』は、このような性能要件を満たし、さらに堅牢なセキュリティが組み込まれているため、独自のデータをチームに残すことができます。メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームにとって、信頼性、スピード、セキュリティがすべてであり、当社ソリューションでそれを実現しています。

と述べている。

また、メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームのITサービスマネージャーであるスティーブ・ライリー氏は

メルセデスAMG・ペトロナス・F1チーム ITサービスマネージャー スティーブ・ライリー氏

練習走行では、ドライバーに適切な情報を適切なタイミングで提供することが重要です。『TeamViewer Tensor』は、市場のどの製品よりも速く、信頼性が高く、機能も充実しており、サーキットでの作業やドライバーとのコミュニケーション方法を大幅に改善しました。さらに、正確で最新の情報に基づいた決断を可能にし、各走行におけるチームの戦略を強化します。また、エンドツーエンドの暗号化と条件付きアクセスポリシーは、チームのデータセキュリティにとって非常に重要です。ミリ秒単位の差が結果を左右し、ドライバーとレースエンジニアのコミュニケーションが重要な我々にとって、チームビューワーは、パフォーマンスの向上に必要不可欠な存在です。

とも述べている。

TeamViewerのリモート接続ソリューションにより、メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームは、データアクセスを活用して競争力を高め、サーキットでの成功を目指し、限界に挑戦し続けていく。

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム