NVIDIAのプロ向けGPUを2枚搭載したマルチGPUの新モデルPCをツクモが販売開始　生成AIも効率的に処理

株式会社ヤマダデンキは、TSUKUMO(ツクモ)ブランドで独自に展開するBTOパソコンにおいて、NVIDIAプロフェッショナルGPUを2枚搭載した、マルチGPUモデルを12月12日(火)より発売した。

大規模学習・解析処理はマシンを長時間稼働させたり、複数台による分散処理をおこなう場合は導入・維持コストが増え、台数分の設置スペースも必要になるが、同モデルでは、1台のPCに最大96GBという超特大容量のVRAMを用いることで、メモリ不足に陥りやすいディープラーニングや学習・解析などに余裕をもって処理することができる。

新モデルの特長

新モデルは、複数のグラフィックスカードによる分散処理でディープラーニングやジェネレーティブAIを効率よく運用でき、グラフィックスメモリ(VRAM)を48GBも搭載する最新プロフェッショナルGPU「NVIDIA RTX 6000 Ada 世代」をはじめ、研究開発規模に合わせて選べる「NVIDIA RTX プロフェッショナルグラフィックスカード」を用意している。

ディープラーニングやジェネレーティブAIを効率よく運用

大規模学習・解析処理はマシンを長時間稼働させたり、複数台による分散処理をおこなう場合は導入・維持コストが増え、台数分の設置スペースも必要になる。ツクモのマルチGPUシステムは1台のPCに2枚のグラフィックスカードを搭載することで、CPU単体よりも高速な計算をすることができるGPGPUを活用したAIディープラーニング(深層学習)や、世界的に注目されている新時代のジェネレーティブAI(生成AI)の開発・研究において効率的な成果に期待できる。なお、マルチGPU使用時によるGPUの動作・性能はご利用になるアプリケーションの対応によって異なる。

​大容量VRAMを搭載するNVIDIA製グラフィックスカードを採用

グラフィックスメモリ(VRAM)を48GBも搭載する最新プロフェッショナルGPU「NVIDIA RTX 6000 Ada 世代」をはじめ、研究開発規模に合わせて選べる「NVIDIA RTX プロフェッショナルグラフィックスカード」を用意。1台のPCに最大96GBという超特大容量のVRAMを用いることで、メモリ不足に陥りやすいディープラーニングや学習・解析などに余裕をもって処理することが可能。用途に応じて下記から最適な物を選択可能だ。(在庫状況等により選択できるグラフィックスボードは変更になる場合がある。)

インテル Xeon W-2400 プロセッサー

クリエイター、アーティスト、デザイナー、エンジニア、データ・サイエンティストからパワーユーザーまで、最先端を突き進むプロフェッショナルたちの厳しい要件に応える革新的なプロセッサーがついに誕生した。インテル Core プロセッサー・シリーズは高性能なP-Coreと高効率のE-Coreで構成されているが、インテル Xeon W プロセッサーは高性能なP-Coreのみ搭載し、膨大なコア/スレッド数と大容量のキャッシュにより生産性・研究開発スピードを向上させるほか、ECC Registered対応クアッドチャネル動作のDDR5メモリや、拡張ボード・マルチストレージ搭載を見据えた広帯域なレーン構成など、長期稼働するシステムとして考え抜かれた安定性と拡張性を実現している。


CPUクーラーには静音性の高い120mmファンを2つ使用したサイドフロー型空冷クーラーの他、240mmラジエーター搭載の水冷クーラーモデルも用意。システムダウンが許されない最前線で活躍するプロフェッショナルワークロードに対応するため、インテル Xeon W プロセッサーに最適なトップクラスの冷却性能、静音性、信頼性を兼ね備えた高品質・高冷却クーラーを選定した。

『ASRock W790 WS』 マザーボード

強力な計算能力を持つインテル Xeon W プロセッサーの性能を引き出す高性能マザーボード「ASRock W790 WS」を採用。強力な電源フェーズ設計、複合的な冷却システムによる効率的な放熱性能、デュアル10 Gbポートと2.5Gbポートの3つの高速有線LANポート、 2つのUSB 4.0 Type-C ポート、ECC Registeredに対応したDDR5メモリスロットなど、長期稼働を見据えたハイエンドワークステーションにふさわしいマザーボードだ。

フロントメッシュ搭載のミドルタワーケース

高性能PCを支えるケースは、PCコンポーネントでも人気のCorsair製『4000D Airflow』を採用。フロントに通気性の高いメッシュパネル、サイドパネルに強化ガラスを採用したミドルタワーケースだ。システム部と電源ユニットを独立したチャンバーで分けることで互いの排熱による影響を与えない効率的なエアフローを確保している。


ケース前面には静音性に優れたNoctua製「NF-P12 REDUX-1300PWM」の3連静音ファンを標準搭載。カスタマイズオプションとして更なる冷却性の向上にNoctua製「NF-A12x25 PWM」の3連高静圧ファンへ変更も可能です。

標準構成仕様(BTOによるカスタマイズ可能)

▼マルチGPUモデル XX5J-V235/XB

▼マルチGPUモデル XX7J-Z235/XB

TSUKUMO(ツクモ)について

ヤマダホールディングスグループ株式会社ヤマダデンキ所属の、TSUKUMO(ツクモ)ブランドでパソコンおよびPCパーツ・周辺機器を販売するパソコンショップだ。前身となる九十九電機は1947年創業で、現在は秋葉原を中心に全国8店舗、法人営業部・ネットショップを展開している。「日本初の女性スタッフのみで運営するパソコン専門店」「日本初のロボット専門店」等、「日本初」に積極的にチャレンジしてきたTSUKUMOスピリットを忘れず、初音ミクやホロライブ、デス・ストランディングとのコラボ商品の企画・販売などさまざまな企業様と提携し、常に「お客様の期待の先を提案するプロ」として歩んでいる。また、TSUKUMOオリジナルブランドとして、ゲーミングPC「G-GEAR」、スタンダードPC「eXcomputer」の2モデルのBTOパソコンをご用意し、ユーザーにあった幅広いモデルの企画・製造・販売をおこなっており、高品質・高性能なPCとしてゲームをプレイする方だけでなく、プロカメラマンやCGクリエイターの他、動画配信機材として著名VTuber達からも多くの支持を得ている。

この記事を読んだ人におすすめ

関連する記事はまだありません