株式会社Highlandersは2026年10月13日、京都市役所を訪れ、京都市長の松井孝治氏を表敬訪問した。同社は京都市内に新拠点「京都フィジカルAI研究所」を開設し、研究開発と実証の拠点として立ち上げを進めている。
訪問の際には、自社開発の四足歩行ロボット「HLQ Edge」を持参し、第一応接室でデモンストレーションを披露した。

表敬訪問の概要
日時:2026年10月13日(火)16:45~17:00
場所:京都市役所 本庁舎(第一応接室)
出席:京都市長の松井孝治氏、Highlanders 代表の増岡宏哉氏、執行役員VPoPの藤原勇輔氏
当日は増岡氏が、京都に拠点を開設した経緯と、ヒューマノイド「N」および四足歩行ロボット「HLQ Edge」の開発状況を説明した。HLQ Edgeが実際に歩く様子も、市長に披露された。
松井市長は「京都市は企業誘致に力を入れている。最先端のテクノロジーに京都で取り組んでもらえることを、大変うれしく思う。京都には高度な技術を持つ技術者や研究者がたくさんいる。そうした人たちが活躍する場になることを期待している」とコメントした。
「京都フィジカルAI研究所」について
京都フィジカルAI研究所は、大学・研究機関とものづくり企業が集まり、高度な技術を持つ人材が多く暮らす京都で、ロボットの研究開発と実証を進める拠点だ。京都の技術者・研究者が活躍できる場をつくるとともに、国内の顧客が実機を間近で見られる場とする計画だという。現在は立ち上げを進めている段階である。

四足歩行ロボット「HLQ Edge」とヒューマノイド「N」
「HLQ Edge」は、Highlandersが独自に開発する国産の四足歩行ロボットだ。屋内の床や階段、屋外のアスファルトなど、さまざまな場所を歩行できるとしている。
ヒューマノイド「N」は、機構・電子回路・組み込みソフトウェア・AIのすべてを自社で開発している。同社は2026年7月9日に三菱自動車工業と量産化に向けた共同記者会見を行い、2027年の出荷開始に向けて量産準備を進めている。なお、「N」の量産試作機は、直近のCEATEC 2026でも展示されていた。
代表者のコメント
増岡氏は「京都は、長い歴史の中で最先端の技術とものづくりの精神を育んできた街だ。市長から、京都の技術者や研究者の活躍に期待しているとの言葉をもらい、身の引き締まる思いだ。京都フィジカルAI研究所を、京都の優れた人材とともに日本発のフィジカルAIを世界へ届ける場に育て、ロボットが当たり前に人を支える未来を、この地からつくっていく」とコメントしている。
ロボスタオンラインセミナー情報
■自民党ロボット議連・山田太郎事務局長が語る『日本のフィジカルAI開発戦略』
日本はフィジカルAIでどう勝つのか。ロボット基盤モデル、VLA、実世界データなどの技術動向から、国家戦略の実行ロードマップまで。技術と政策の両面から読み解く85分間。
ロボスタでは、米PTCでの勤務や製造業向け企業の経営経験を持ち、現在はロボット議員連盟の事務局長としてAIロボティクス政策を推進する参議院議員・山田太郎氏をお招きして、オンラインセミナー「日本はフィジカルAIでどう勝つのか ~ロボット議連・山田太郎事務局長が語る「AIロボティクス戦略」実行フェーズ~」を11月13日(金)に開催します。

日本が強みを持つ産業用ロボットや製造業、部品・制御技術を、ロボット基盤モデルの開発や実世界データの収集・活用にどう結びつけ、国際競争力を高めていくのか。
政府が掲げる「AIロボティクス戦略」、経済産業省の「GENIAC」、国産マルチモーダル基盤モデル開発プロジェクト「FRONTia」などについても掘り下げます。
詳しくはこちら
■Honda「P2」「ASIMO」の開発者、竹中氏が登壇
日本では約30年前から、人と共存するヒューマノイドの研究開発が進められてきました。その象徴的な存在が、Hondaの「P2」と「ASIMO」です。2026年4月には、その歴史的な技術的功績が評価され、「P2」が「IEEEマイルストーン」に認定されました。
ロボスタでは、Honda「P2」「ASIMO」の開発を中核で担った竹中透氏をお招きし、オンラインセミナー「Honda「P2」「ASIMO」が残した軌跡 開発者・竹中透氏が語るヒューマノイドの原点とフィジカルAI時代の未来」を2026年11月25日(水)に開催します。

当時のヒューマノイド開発の舞台裏と、そこから生まれた技術や開発思想、試行錯誤やブレークスルーについてお話しいただきます。
また、フィジカルAIによってヒューマノイドが再び世界的な注目を集める中、今後の技術進化や未来展望についても議論します。
詳しくはこちら


