『日経ロボティクス 2015年9月号』を読みました。その1

今回で第二号目となる『日経ロボティクス 2015年9月号』を読みましたので、個人的に気になった記事をご紹介。

 日経Robotics
 http://techon.nikkeibp.co.jp/ROBO/


巻頭は、安川電機・代表取締役会長兼社長の津田純嗣氏へのインタビュー。

 安川電機
 http://www.yaskawa.co.jp/

「現在のロボットブームをどう見ているか。」、「中国のロボットメーカーをどうみているか。」、「人と協調して動作するロボットへのニーズや期待は。」といった質問への回答はどれも興味深い回答。

中でも「御社のロボットにもAIを適用する可能性はあるのか。」という質問に対して、どのレベルのAIを使うのかは別にして、間違いなく使うことになるだろうという回答は、特に興味深かったです。


人とロボットが安全策を隔てずに同じ空間の中で作業する「協働運転」の国際安全規格が始動している記事では、業界、国を巡る背景を解説。

いわゆる「80W規制の緩和」について、そもそも80Wの解釈が日本とISOでも異なる点については、この記事を読んで知りました。

記事内では、時系列による規格制定の流れもあり、このトピックについて色々と理解が深まりました。


ドローンの記事では、地上からワイアレス給電を行い、温湿度データを取得する実験の様子を紹介。

記事内では、具体的にどういう仕組みでワイアレス給電を行ったのかの解説が詳しくされており、技術的には飛行中の給電も行える可能性があることにも言及されています。


IBMワトソンの記事では、担当CTO Rob High氏へのインタビューを掲載。

 IBM Watson (ワトソン) – Japan
 http://www.ibm.com/smarterplanet/jp/ja/ibmwatson/

ワトソンのアーキテクチャーを図入りで紹介しつつ読むインタビューから、ワトソンの実態を理解することができます。

またワトソンから提供されているAPIを組み合わせることにより、誰もが様々な問題解決に取り組むことができます。

現在一番有名なワトソンアプリケーションは、ガン患者にとって最も適切な治療法を医師に提案する「Oncology Advisor」で、この取り組みを他の病気や他の業界への適用領域を拡大中だそうです。ワトソンの可能性がさらに広がってることが伝わってきます。

また「ワトソンはAIなのか?」という質問に対する回答は、非常に興味深く納得感がありました。

「その2」に続きます。

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北構 武憲
北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットがどのように社会に浸透していくかに注目しています。