【PAC応募作品レビュー】Pepperに判断を丸投げ!〜ペッパーさま
アプリタイトル:ペッパーさま
デベロッパー:マッシュ&ルーム
対象機種:Pepper
「ペッパーさま」ってどんなアプリ?
Pepper App Challenge 2015 winterに応募されたアプリをレビューしてしまおうという企画の記念すべき第1回目。
ご紹介するアプリは「ペッパーさま」です。
アプリの特徴を開発したマッシュ&ルームさんは、こんな風に説明しています。
ご家族に一台、親子間のコミュニケーションを和らげてくれます。何か決めるときなど意見が分かれた場合、人と人ではどうしても感情的になることがあります。ペッパーさまに判断を委ねることで、柔らかく解決できます。
また、恋人同士や会社の同僚などで、面と向かってはちょっと言い出せなかった反省ごとなどをペッパーさまに言うことで、柔らかく気持ちを吐き出せます。
そんなアプリになってます。
ペッパーを、ペッパーさまという、神や仏と同類、それ以上の存在にキャラクタ付けをした点が他との大きな違いかと思います!
もう、神を超越した存在としてキャラ付けをしたのが「ペッパーさま」という訳ですね。
ちゃんと懺悔してる??
海外の映画などを見ていると、教会などで神父さんや牧師さんさえ顔を見ることが出来ない個室で自分の罪を告白して神様に許しを乞うなんてシーン見かけますよね(ホラー映画の場合、その後神父さんが…)。
日本でも天台宗ではそのような事が行われているので、罪をカミングアウトして心を軽くしたいという気持ちは、洋の東西を問わず行われているということですね。
また、自分では決めると棘が立つという場合にも、ペッパーさまが決めたことだからと諦めがついたり、逆に諦めを付かせたり出来たりするという訳です。
きっちり練り込まれたフロー
結果はランダムで表示させているというわけではなく練り込まれているようです。
これを見ると、「懺悔をする人」「頼む人」の音声と表情を取得して判定をして、その後に結果アクションを行うという流れとなっているようですね。
判断基準は明らかではありませんが、キチンと判断しているという点はスキルの高いマッシュ&ルームさんといったところです。
また、スタート直後にPepperの前に立つと「頭が高い」や、「いつまでもいるな!立ち去れ!!」などこの辺りのセリフ回しでペッパーさまが崇高なものに感じてしまいます。
やっぱり懺悔と言ったらアレでしょ!
そして、結果の部分のモーションも昭和世代には懐かしい「オレたちひ◯うきん族」の懺悔コーナーを彷彿とさせます。やっぱり懺悔といったらこれしかないですからね!!
この出来なら、もう少しブラッシュアップすれば動画での林要さんのコメントにも有るように普通に公式アプリの1つとして並んでいても違和感が無い感じがしました。
最近の懺悔と言ったら、ダイエットを標榜しているのについつい夜多く食べて体重計に乗らなくなったことです…。
ガチの懺悔は書けないので勘弁して下さい…。