分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」新バージョンをリリース 性能向上と「法人向け管理画面」の追加

オリィ研究所はビジネス向けソフトウェア「OriHime Biz」や、 難病・障がいのある方向けソフトウェア「OriHime eye」に対応した新バージョンの分身ロボットOriHimeをリリースし、 OriHimeを利用した新規事業を共同で開発するパートナー企業の募集を開始した。

株式会社オリィ研究所(本社:東京都三鷹市、 代表取締役CEO:吉藤健太朗)は、 2016年7月7日に分身ロボットOriHimeの新バージョンのレンタル開始を発表した。
7月7日には100台をリリースし、 2017年7月までに500台の製造を計画している。

分身ロボットOriHimeは「存在感の伝達」をコンセプトに作られた遠隔操作ロボットで、 カメラ、 マイク、 スピーカー、 モーターを内蔵する。 操作者はインターネットを通してOriHimeを動かし自由にあたりを見回したり、 手を挙げるなどのジェスチャーをして、 周囲の人と話すことができる。

OriHimeは2015年7月に商品がリリースされて以来、 企業でのテレワークや、 学校での遠隔授業、 難病患者の方のコミュニケーション補助などに利用されている。

今回の新バージョンのOriHimeは、 モーター音やカメラ画質などの点で従来品より性能が向上した他、 同社が新しくリリースした管理機能を搭載した「OriHime Biz」ソフトウェアや、 スイッチや視線入力で操作できる「OriHime eye」ソフトウェアに対応する。

「OriHime eye」ソフトウェアは、 難病患者が意思伝達に使う透明文字盤をデジタル化し、 症状が進行した人でも操作しやすいインターフェースである。 すでに体験会を通し、 ALSをはじめとする難病患者の方々から高い評価を受けている。

リリース後は、 引き続きOriHimeを利用したテレワーク、 ブライダル、 見守り、 遠隔授業、 難病支援などに注力する他、 各市場に専門性を持つ新規事業開拓のパートナー企業、 医療介護施設の募集を開始する。

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ロボットスタート株式会社

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